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「だめんず」と「平成男子」~いいおやじ、わるいおやじ

深澤真紀氏×倉田真由美氏 その2

  • 深澤 真紀,倉田 真由美

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2007年9月10日(月)

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平成男子図鑑 ~リスペクト男子としらふ男子

深澤 倉田さんがずっと「週刊朝日」で書いていた「ほやじ日記」という連載があるんですが、いろいろなおやじを褒めてた中で一番衝撃を受けたのが、「清原を男として見られるかどうかが女としての成熟を測る踏み絵である」みたいなことを書かれてた回で。

 私、家で、「くらたま、ふざけるな! 冗談じゃない!」って、「週刊朝日」をバンっ!とたたきつけたことがあったんですけど(笑)。

倉田 どこに反発を?

深澤 何もかもです(笑)。

倉田 まあ好みはあるでしょうけど。

深澤 好みはあるとしても、「女の成熟の踏み絵が清原」はないんじゃないか?ということを、今日は倉田さんに強く申し上げたいなと思って(笑)。

 ところで倉田さんは、おやじのどこが好きなの?

倉田 いや、すべてのおやじが好きというわけじゃないんです。

倉田真由美氏

倉田真由美氏

 「どんな人が好きか」と問われたときに答える理想像って、今まで生きてきて一番好きだった人がひな型になるじゃないですか。私の場合、今までの人生で一番好きになった人というのが一回りぐらい上のおやじだったんです。だからどうしても「好きな男」を語るとき、その人がベースになるんですよ。つまり、おやじが好きなんじゃなくて、その人が好き。その人が好きだから、その人のおやじ的なところも愛おしくなるってことです。

深澤 ふむ。では、おやじのよさって何ですか。

倉田 おやじというか、その人のよさになっちゃうんですけど、人間、年を重ねてくるといいところも悪いところもだんだん強調されていくじゃないですか。話を聞かない人はますます頑迷に聞かなくなるし。

深澤 それはそうですね。

倉田 逆に、話を聞く人は、いいところがどんどんよくなっていく。

 私が好きになった人は、おやじなんだけど割と人の意見を聞くことができる人だったんです。だから意見がどんどん変わる。最初Aと言ってたのに、情報読んだり話を聞いて、「いや、やっぱり違う」ってAダッシュになって。またいろいろ考えて、いろいろ情報をインプットして、Aツーダッシュというふうに変わる。小泉純一郎みたいに意見を変えない人じゃなかったんです。

深澤 言い張らないんだ。

倉田 そう。いつでも意見を変える柔軟さのある人。そういう人って、年を経るごとに経験が積み重なって、どんどんよくなっていくじゃないですか。そういう美点のある人だったら、年を重ねていくこともプラスになるからいいなと。

 で、決して、おやじ全般がそうだというわけじゃありません。

深澤 あなたの好きなおやじがそうなのね。

倉田 ダメなおやじ、話を聞けないおやじは、むしろ嫌い。若い人の方がまだましです。

深澤 話を聞かないおやじは多いよね。何で聞かないのかな?

倉田 話を聞かない人も、「いや、俺は話を聞くよ」って言ってると思うんです。

深澤 言ってるね。

倉田 相づちとかも打つの、うんうんって。

深澤 打ってるね。

倉田 でも実は聞いてない(笑)。耳から入ってきてるし、日本語だから意味も分かるんだけど、噛み砕いて消化してないんです。でも、聞いてないことを自分で知らないの。

深澤 確かに! 気がついてないのかも。

倉田 つまり、自分が話を聞かないタイプだって自覚してる人は誰一人いないわけです。もうひとつ、日本人って意見を変えないことをよしとする美徳みたいなのがあるでしょう。

深澤 安倍晋三のように、「美しい国をつくる」と言い張るみたいな。

倉田 小泉さんもそうだったけど、意見を一貫して一切変えないのが格好いい、みたいに思っちゃう人が多い。

── 『平成男子図鑑』の男子というのは、その真逆にいますよね。

深澤 人の言うことを聞きまくりですから、男子は。それどころかリスペクトしちゃう。

コメント3件コメント/レビュー

深澤さんと倉田さんと同世代の女子?です。父親が昭和ヒトケタ生まれの頑固親父なのですが、最近ますます頑固に拍車がかかり、今回の記事を読んでなるほどーと思いました。「あおたんって膝にできるアザ=青タンじゃありませんよ、倉田さん(笑)」には笑いました。仕事中なのにカンベンしてください。でも鹿児島では「あおたん」を「つぐろじん」と言います。(2007/09/12)

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いただいたコメント

深澤さんと倉田さんと同世代の女子?です。父親が昭和ヒトケタ生まれの頑固親父なのですが、最近ますます頑固に拍車がかかり、今回の記事を読んでなるほどーと思いました。「あおたんって膝にできるアザ=青タンじゃありませんよ、倉田さん(笑)」には笑いました。仕事中なのにカンベンしてください。でも鹿児島では「あおたん」を「つぐろじん」と言います。(2007/09/12)

「ゲバ棒世代」は、昭和22年~24年生まれくらいで、概ね団塊の世代ですよ。私は深澤さんより一回りほど上で、「団塊のちょっと下」と言える世代かと思いますが、一部の左翼系の人を除いて活動家はいません。学生運動の後、学校でも無責任無関心が蔓延し、いわば迷惑を被った世代です。この年代がどのような「おやじ」であるかは、各人の個性と微妙な生年によって異なると思いますが、学園紛争の反動で「和を重んじる」人が多く、軍隊式の上司となっている人は少ないと思います。当時も「最強は青短」だったので、深澤さんの時がまだそんなだったとは驚きです。男女をめぐる環境の変化は、すべて20年ほど前の均等法施行から始まったのでしょうね。(2007/09/11)

直線的な意味で、参考になる、ならないはともかくとして、とにかく読んでいて興味深いし、結構笑えるし、この連載を楽しみにしています。今回の記事の中では、飲み屋のホステスさんが、一見相手に真剣に耳を傾けながら見事なまでにその話を聞いていなかったというのが印象に残りました。飲み屋に限らず、表面はつくろい、その実いい加減にあしらうことで成立している人間関係は結構多いように思います。自分が他人にそうしていないのか、そうされていないのか。今まではあまり意識してきませんでしたが、今後は少しばかり意識して、他人を無視し無視されてみようと思います。(2007/09/10)

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三品 和広 神戸大学教授