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日本IBM、女子中高生のサマーキャンプ開催

ゲームとLEGO体験で未来の女性技術者を育成

  • 北本 祐子

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2007年9月20日(木)

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 少子化が進み、労働人口減少が確実視される昨今、企業は専門分野に必要な人材をどう集めるかという問題に直面している。IT(情報技術)企業の増加やITサービスの普及で理系出身の人材ニーズは増える一方だが、将来を支える子供たちの「理系離れ」の問題も指摘されている。

 日本IBMでは2001年から、科学や数学の楽しさを体験してもらうことを目的に、夏休みを利用したサマー・デイ・キャンプ「IBM EXITE Camp」を開催している。こういったイベントを行う企業は多いが、「IBM EXITE Camp」の特徴は女子中高生を対象にしていること。このキャンプでは、毎回約20人の女子中高生に先端テクノロジーを学んでもらうことを目指している。大学生の「青田を買う」のではなく、それより前の段階で、理数系への人材の苗床に「種をまく」ことに、企業として注力しているのだ。

 今年のテーマは「Science & Future of Gaming」で、8月下旬に同社の神奈川県・大和事業所で3日間のプログラムで開催された。中学生というのは将来を決めるにはやや早いかもしれないが、科目の好き嫌いがはっきり決まる時期でもある。生徒たちに理数系に興味を持ってもらうために、どのような講義が行われるのか。初日のプログラムに参加し、イベントの様子をリポートする。

 まず、日本IBMコミュニケーションズ広報の川嶋輝彦さんが、ゲームの現在と未来について語った。IBMの技術が家庭用ゲーム機のマイクロプロセッサー部に使われていることに始まり、ゲーム機にゲーム以外の使い方があることも説明した。

講義に耳を傾ける生徒たち

講義に耳を傾ける生徒たち (写真:花井 智子、以下同)

 中高生にとってゲーム機は、遊ぶためのものという感覚があるだろう。しかし最近では、ネットワーク機能など、パソコン並みの性能を備えているものもある。10年前では、スーパーコンピューターにしか搭載されていなかった性能が、今では数万円の家庭用ゲーム機でも体験できるのだ。例えば、医療現場での心臓疾患の画像をゲーム機に表示することで、人命を救うこともできる。

 次に、ソニー・コンピュータエンタテインメント(以下SCE)コンピュータ事業グループ半導体開発本部マイクロプロセッサ開発部の石渡竜也さんが、ゲーム機の仕組みを説明した。SCEと日本IBMは、ゲーム機の多くに採用されているチップ「Cell BE」を共同開発している。

 石渡さんは、車を運転するゲームを例に挙げ、プレイステーション(以下PS)からPS2を経てPS3になるに従い、グラフィックの表現能力が格段に進化したことに触れた。例えばPS用のゲームでは車体の下に影がつく程度だったが、PS2では太陽の位置に合わせた影がつくようになり、道路の周囲の木の影も表現できるようになっている。さらにPS3になると、車体に周囲の風景が映り込むようになる。

 こうしたゲームのグラフィックは、コンピューターの計算式によって表現されていると石渡さんは説明する。中学の教科は「理科」だが、高校の「物理」では計算式によって物の動きを表すことを学ぶ。日頃楽しんでいるゲーム画面が、複雑な計算式からできていると知ることで、理科や物理の勉強も身近に感じられるようになるのではないか。ゲームとその仕組みの話になると、生徒たちの興味がどんどん高まるのが見て取れた。

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