「デジタル考現学」

デジタル考現学

2007年10月18日(木)

岡田斗司夫さんにダイエットとデジタルの関係を聞いてみた!(下)

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 実際にお会いした岡田さんは、吊り広告で見たダイエット後の岡田さんよりさらに痩せて見えた。以下、前回のインタビューの続きである。

高山 お出しになった本(『いつまでもデブと思うなよ』)の中で、ダイエット前後の写真を対比で見せていましたが、そのときよりも岡田さん、さらに。

岡田 締まっているでしょ。これはダイエット終了後もしばらく続けたフォロースルー効果です。今僕は、ダイエットしていないんですけど、体が締まりつつあるんですよ。運動も相変わらずまったくしていませんよ。運動はしないほうがいいですよ。ほ乳類にとって、運動は体によくないですよ。

高山 それはなぜですか?

岡田 自然動物で運動している動物なんかいないからですよ。必要なときだけでいいんです。あらゆるダイエット法の問題は、健康に痩せようということにあるんです。そこに矛盾がある。動物にとっての健康というのは太っていることです。だから太りすぎというのはいいことなんですよ。

 太っているということは健康ですし、痩せているということはコントロールされた不健康なんですね。今太っているという健康な体をコントロールした不健康な痩せた状態に持っていくわけですから、この段階で運動なんかしちゃうと体を壊しちゃうんですよ。

 だから、体重が減り続けている間は運動しないほうがいい。体重が減っちゃったら、ただ単に僕みたいに階段を上るのが好きになってきますから。自然に動くだけで大丈夫です。

高山 今、これが食べたい、あれが食べたいというのはないんでしょうか?

岡田 ダイエット中から僕は食べていますよ。カツカレーを我慢していません。いまだにチョコは毎日のように食べている。今日も昼、アイスクリーム食べてきましたからね。その分量がそんなにないだけなんですよ。

 僕のレコーディングしたメモをお見せしましょう(下写真)。はい。これで一日分です。細かく書いてもここまでです。

岡田さんの食事記録が書かれたメモ。

岡田さんの食事記録が書かれたメモ。名刺サイズでシャツの胸ポケットにすっぽり入る。いつでもどこでも書けるというところがポイントだ。

高山 中華丼も食べていらっしゃる(笑)。

岡田 はい。これ、例えば1270キロカロリーと書いてあるでしょ。これはこの時間までに1270キロカロリー食べたから、あと230キロカロリー、おやつを食べてもいいということなんですよ。実際に22時半におかきとチョコアイスを食べてますよ。

高山 そんな時間に食べたら普通は良くないと言われますよね。

岡田 でも、一日1500キロカロリーならどんな食べ方をしても大丈夫です。たとえば、一日一回の食事でまとめて1500キロカロリー食べても大丈夫。それでも痩せます。

高山 メモを見ると、バイキングとかビュッフェ形式のところで500キロカロリーとか600キロカロリーに抑えていらっしゃる。僕にはあれができないんですよ。そこはどうすればいいですか?

岡田 できないですか? うーん、どうしてかな。そういえば、最初は僕もできなかったんですね。なんでできるようになったのかなあ。

 まあ、できないうちはバイキング行かないというのは手ですね。ホテルで朝食とか取っていると食べちゃうじゃないですか。

 結局、一日1500キロカロリーというゲームをしていると考えると、バイキングで800キロカロリー食べちゃうと後は700キロカロリーで過ごさないといけないから、自然と抑えるようになるというのが僕の感覚なんですけどね。

高山 ゲームという感覚で捉えるとそれが楽しくなる?

岡田 後は、ホテルの朝食バイキングにはいかないことが多いですね。誘惑が多いから。ストレスがないことが大事なことなので、そういう場所に近づかないというのが一番ですね。

 それと、僕がいく吉祥寺の自然食バイキングでは300とか500キロカロリーでストップできるんです。一回の分量をできるだけ少なくして、回数行くようにしてあとは諦める。

 一日三回の食事のうち美味しいのは一回だけで残り二回は補給、仕事と考える。それで、後半も苦しくなかったのはなんでだろうと思うと、停滞期に豆乳野菜ジュースを朝飲むという新たなダイエット法を取り入れて調整したというのがかなり効いたんですね。

現在筆者(高山)が毎日身に付け、パソコンに歩数のデータを入れている二つのUSB歩数計

現在筆者(高山)が毎日身に付け、パソコンに歩数のデータを入れている二つのUSB歩数計。黒いほうがオムロンヘルスケア「Walking style HJ-710IT」、白いほうがコナミスポーツ&ライフの「e-walkeylife2」。

高山 僕はこの連載のこともあるので、デジタルツールをダイエットに活かしながらやってみたいと思っているんです。このUSB歩数計を使えば(右写真)、岡田さんがおっしゃるような体が元に戻ろうとする「ホメオスタシス」(恒常性)にショックを与えられるかなと思っていますが、どうでしょうか?

岡田 今はまだ運動しないほうがいいです。高山さんは現に減ってるから今運動したらストレスが増えますよ。

 ダイエット中のストレスは一つだけと考えましょう。僕が本の中で「助走」から始めてくださいと言っていますが、食べるものをメモするだけで面倒くさいじゃないですか。だからストレスはこれだけにする。

 面倒くさいのが平気になったらカロリー計算をする。カロリー計算をするのが面倒くさくなくなったら、1500キロカロリーという制限を加えるというようにするんです。そうすれば常に負荷が一つなんですよ。

 で、1500キロカロリーに制限するのが当たり前になったら、1万歩歩く。

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日経PCビギナーズ

『日経PCビギナーズ』は、パソコン初級者を読者層とした「必ずわかる」パソコン活用誌。日常生活で、パソコンとインターネットをもっと楽しむための様々な活用ノウハウを提案することをモットーとする。できるだけ専門用語を使わずに、普通の言葉で平易に紹介する語り口は、初級者だけではなく中級者からも評価を得ている。このコラムでは、デジタルの万年初級者である編集長が、話題のデジタルツールやサービスを題材に、その活用のコツやヒットの背景を解説する。『日経PCビギナーズ』のご購入は全国の書店にて。

編集長の高山 和良(たかやま・かずよし)は1986年に日経マグロウヒル社(現・日経BP社)入社。『日経PC21』『日経マスターズ』などの編集などを経て、2005年10月から現職。

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