「ビジネス基礎体力」

ビジネス基礎体力

2007年11月29日(木)

仕事がデキる人をほめる

ほめる技術<第4回>

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プロセスをほめることで相手も自分も成長する

 三菱商事、米ハーバード大学MBA、ボストンコンサルティンググループ日本代表…。頭が切れる優秀な人たちとともに仕事し、今は自身がコンサルティング会社のトップとして猛烈にデキる人たちを束ねている堀紘一さん。デキる人もほめなければいけないのか?

ほめるとは?

ほめるとは?
ほめるとは、相手のプラス面を発見して評価し、それを相手に提示して納得してもらう行為。人間への深い観察力と洞察力がないとできない。マイナス面を見つけて批判するよりも断然難しいのだ。

 ほめることの大切さに関して言えば、相手が優秀か否かは関係ない。なぜ他人をほめるかと言えば、その人の能力を伸ばすためです。いや人間に限らず、犬にせよ、馬にせよ、叱って育つ動物はほとんどいません。ほめない限りは育たない。すべての生き物に通ずる真理でしょう。

 今までの経験を踏まえて言うと、仕事ができる人に最も効果的なほめ方は、成果は十分に上がらなかったけどプロセスに工夫が見られた。そこをほめるのが最も喜び、能力も伸びるのだと思います。 

 仕事ができる人は、成果を出せて当たり前だと思っている人が多い。でも、実際には運やタイミングが悪くて、結果を出せないこともよくある。そうして自信を失いかけている時にプロセスを見てほめてあげる。そうすることで、思考力や向上心が人一倍強い彼ら彼女らはさらに工夫し、最後まであきらめることなく成果をもぎ取ってくれるでしょう。

堀 紘一氏

堀 紘一氏
ドリームインキュベータ会長

1945年生まれ。東京大学卒業。読売新聞社を経て、三菱商事入社。同社在職中に米ハーバード大学でMBA(経営学修士)を取得。89年ボストンコンサルティンググループの 日本代表に就任、その後11年間務める。2000年経営コンサルティング会社ドリームインキュベータを設立。2005年東証1部上場。


(next : ほめるのに必要な能力)

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