どうやったら、部下のモチベーションを上げられるだろうか?
友人のこの呟きをキッカケに始まったモチベーションのシリーズも、今回が4回目。ここまでは、やや慎重に、モチベーションという、曖昧で、かつ、大袈裟なコンセプトに対して、何を議論しているのか、共通の認識を読者と作りながら、次のような構図にまとめてきた。

そこで、4回目の今日も、この構図の路線に従い、本人のモチベーション次第である「能力→努力」の領域に、影響を及ぼす要素について、あと2つほど大切なことを加えていきたい。
ということで、今日は、ずばり格言から紹介する。

これは、毎度お馴染みドラッカーが、1954年に書いた『現代の経営』の中で(ドラッカー選書『[新訳]現代の経営(下)』,1996,ダイヤモンド社,pp183-192)、「仕事において責任をもたせる方法」の1つとして提案した一文である。
ところで、この文。文法的に見てみると、「には、」を連結部に、前半は目的、後半は方法、という関係で接続されていることが分かる。そこで、ちょっと、まどろっこしいかもしれないが、一度、前後を別々の単文にして
- 前半(目的):目標に照らして自らの仕事を評価する
- → 自分の仕事は、自分で評価しなくてはならない
- → 自己評価が必要
- 後半(方法):(その目的のためには、)情報が必要である
- → そのためには、フィードバック情報が必要だ
- → フィードバック情報が必要
と、こう読み解いてみてほしい。なぜなら、こうして読んでもらえれば、この格言を使って僕が伝えたいことが、あえて、詳しく説明する必要がなくなるからだ。
そして、前回のキーワードとなった「機会」に、この2つを加えると、本人のモチベーションに依存するしかない「能力→努力」のブラックボックスに、影響を与える3つのスパイスの正体が明らかとなる。それは、
- 機会
- 自己評価
- フィードバック情報
である。
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