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【第10回】“社内派閥”を侮るなかれ

横断型人的ネットワークを活用せよ

  • 西山 昭彦

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2008年1月23日(水)

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 規模の大小はともかく、社内には多くの“派閥”が存在する。「できるなら、そんなものには関わらずに生きていきたい」と、若い時は誰もが思う。しかし社内派閥は、自分にとって本当に不要なものなのだろうか? 実は企業人にとって、看過できない存在でもある。

「派閥に入らない」リスクもある

 仕事への意欲を燃やす若手社員の中には、「社内派閥には入りたくない」と公言する人がいる。自分の力だけでどこまでできるかやってみたいという野心があり、集団のルールに拘束されて煩わしさを感じるのが嫌だ、といった理由から、フリーな立場でいようとする。その傾向は、女性にも多いようだ。

 しかし、やみくもに派閥を敬遠している人には、思わぬ落とし穴が待ち構えている。知らず知らずのうちに、グループ内で飛び交う情報が欠如したりコミュニケーション格差を背負ってしまうのだ。そして、前例のない新しい仕事や大きなプロジェクトを手がけようとする時に、体制作りに必要な「有能な人材の確保」という難題にぶつかることになる。

 組織論では、新しいことを始めようとすると、必ず抵抗が起きることが分かっている。新規分野で新たな投資が発生する案件は、本業で利益を上げようとする人々にとっては、好ましくない。既存の縦割り組織では、全社横断型の案件をうまく処理できない。だから、新分野のプロジェクトの成功には、従来とは異なる横断型の関係が欠かせない。

 こうして、縦割り組織ではなく横断型で形成されたグループが、一時的な存在でなく、継続して関係を維持するということは、よくある。こうしたグループが結束力を強め、結果的に“派閥”と呼ばれることがあるとしたら、その存在意義を否定することはできないはずだ。

 『リーダーシップ論』『企業変革力』などの著書で有名な、ハーバード・ビジネススクール名誉教授のジョン・P・コッター氏は、その著作の中で「全米の優秀なマネジャーの共通項は、社内外の人的ネットワークを上手に使って仕事をしていること」と述べている。

 もし自分よりもうまく仕事を処理できる人がいたら、それが他部署の人材であっても、その人を仲間にした方が生産性は上がる。有能な仲間を持てれば、情報収集力や処理スピードなどが上がる。人手が足りず、多くの人を動かせないと、大きな成果は挙げられない。そのためにも、普段からイザというとき頼りにできる人脈を作っておくことは不可欠だ。

 以下、人的ネットワークとしての“派閥”を上手に利用する方法について考えてみたい。

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