「売れる営業チームのつくり方」

“勝ちパターン”はあなたの中にある

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2008年2月6日(水)

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 このコラムでは「営業」について、深く掘り下げてまいります。現代において、優秀な営業組織とはどのようなものでしょう。それは、サムライ型のスーパー営業マンを多く抱えることではありません。

 顧客に対応できる柔軟性があり、足腰が強く、“自律自走”ができるチーム。そして個々のスタッフは変化に対応できるしなやかさを持ち、絶えず学習を続け、自らの動き方を洗練させながら成長していく。そんな営業チームが、理想的な営業組織だと言えるでしょう。

 では、そんな理想的な営業組織をつくるためには、何が必要でしょう。実は、「模範となるようなデキル人」の行動を見つめることにそのヒントがあるのです。そのデキル人とはどんな人でしょう。

“デキル営業担当者”は自慢話がうまい

 営業研修プログラムを作るという仕事柄、私は優れた業績を上げている営業担当者にインタビューをしたり、そのインタビュー録を分析したりしています。いわゆる“売れている人”から、営業の極意を引き出すためです。

 インタビューのやり方は、そんなに堅苦しいものではありません。ただ営業担当者に自慢話をしてもらいながら、そのエッセンスを引き出していくのです。すると、そのインタビュー内容は大きく分けて次の3つのパターンに分かれます。

  1. 自慢話ができない人
  2. “オヤジの自慢話”パターンになる人
  3. 自分の成功体験を“自分の中で法則化”して話す人

 (1)の自慢話ができない人は、「自分は、極めて普通で当たり前のことをしているだけ」と思っているので、「自慢にならない」と本気で思っている人です。

 (2)“オヤジの自慢話”パターンになる人は、実行した内容を事細かくエピソードとして話してくれます。置かれた状況やその時の熱い思いなどはとても分かりやすいので面白いのですが、良い結果に結びついた理由がはっきりしないことも多いです。こんな例があります。

 「とても苦手なお客様がいて、いつもまとまりのない話になってしまい、『君に会っても話すことは無いよ』と言われてしまったんです。だから熱意だけは分かってもらおうと、気合を入れて企画書を作成して、『まずはこれだけでも見てください』と資料を送り、もう一度お時間をくださいと言ったら会ってくれたんです。話も盛り上がりました。やっぱり熱意は伝わるんですよ!」という具合です。

 「来た球を思いっきり振ったら、ホームランだった」と言っているように聞こえてしまい、「紆余曲折あるが、要は、思いや気合が大事だ」という答えに帰結するパターンがこの人です。これだと、若い社員を捕まえて「俺たちの若い頃はな…」と自慢話をしているオヤジとあまりレベルが変わりません。

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著者プロフィール

亀田 啓一郎(かめだ・けいいちろう)

亀田 啓一郎

株式会社プロジェクトプロデュース 代表取締役
1989年、株式会社リクルート入社、法人向け新規開拓営業に従事。その後、営業強化のためのナレッジマネジメント活動や販促活動を行う。2002年4月、株式会社リクルートマネジメントソリューションズに出向、営業強化を目的とした研修プログラム設計に従事。2007年4月、株式会社プロジェクトプロデュースを設立。“自ら強くなる営業組織”への変革支援を行う。1000件を超える営業好業績者へのインタビュー分析経験を持つ。「営業の勝ちパターン浸透」のための研修、ワークショップの実施、営業組織改革系の講演活動などを行う。連載中の「52枚の格言カード」を執筆する木内一朗氏はリクルート時代の同僚



このコラムについて

売れる営業チームのつくり方

営業組織を強化して売り上げを伸ばすのは企業の成長に欠かせない課題。ところがそのマネジメント方法が語られることは多くない。本コラムでは、営業組織研修のプロが、営業マネジャーや営業メンバー、営業支援スタッフに向けて、営業組織を強化する方法を明かします。まずは営業現場を分析し、「勝ちパターン」を見つけるのが「営業変革」の始まりです。

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