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【第14回】「自分の死」を考えることで「親の死」を考える

親との人間関係をメンテナンスする

  • 深澤 真紀

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2008年2月21日(木)

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 今回からは、家族の人間関係メンテナンス術を考えていきます。家族については、「お互いに分かり合っている、メンテナンスなんか必要ない」と思うかもしれません。しかし、分かり合っている、と思う相手こそ、そうでない場合も多いものです。

 そして何より、メンテナンス術では「大事なものはきちんと大事にする」ことを目標としています。自分にとって大事な存在こそ、きちんと的確なメンテナンスをすべきなのです。

家族との関係に関しては、相手を次の2つに分けることから考えていきます。

(1)自分が“育った”家族(親や兄弟姉妹など)
(2)自分が“育てる”(作る)家族(配偶者や子どもなど)

 まず育った家族について、マーケット、プロジェクト、プレゼンテーションで考えてメンテナンスします。

 育った家族(親や親族)との関係では、「介護」と「遺産」という2大プロジェクトが大きなポイントになります。まずは「介護」や「遺産」について、マーケットを調べることが一番大事です。

 親は老後、あなたにつきっきりで見てほしいと思っているのか。あなた以外の家族の方が気に入っているのか。それとも、老人ホームに入った方が気が楽だと思っているのか。

 また、親の財産が自分のものになるのは当然だと思っている方もいるかもしれません。しかし、親の考えは違うかもしれません。

 「介護」も「遺産」の問題も、本当はどうしたいのかを親に直接は聞きにくいもの。親だけでなく兄弟や親戚にも、「もし親が死んだら」という話を持ちかけるのは、なかなか難しいことです。

 しかし、難しいからといって放っておけるものでもありません。いざという時にトラブルが起きたら、対処できるものではありません。身近に思える、自分の育った家族の市場こそ、きちんと調べてメンテナンスする必要があります。

 そして調べた結果、自分の予想や思惑と外れた意外な結果が判明することはよくあります。

 自分の親のことは自分が一番よく分かっているとか、子どものことは親である自分が一番よく分かっていると思いがちですが、家族といえどもそれぞれの個人なのです。どんなにうまくいっている家族でも、お互いの思惑がぴったり一致することはありません。

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