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【第11回】20年目、キャリア最大の分岐点を乗り越える

ミドルエイジが企業で生き抜くために

  • 西山 昭彦

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2008年2月20日(水)

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 ある50代の女性管理職が、こんなことを語っていた。「若いうちはちやほやされたけど、今は周囲から疎まれている感じがする」。「同じ社員でも、30代は各部署からひっぱりだこなのに、40代後半になると引きがなくなる」と指摘するのは、金融関連の人事部の担当者だ。これらは、思い過ごしではなく現実である。

 ビジネスパーソンの中には、現在の自分の地位は、いつまでも保証されていると思う人がいる。目の前のポジションへの昇進を目指して全力投球し続ければいい、と錯覚してしまう。でも現実は、入社して20年間とその後の20年間で、社員を取り巻く職場のパラダイムは大きく変わってしまうのだ。

前半期の20年間に、プロを目指せ

 入社後の20年と、その後の20年の変化。それは、社内における人材の需給バランスに起因している。移り変わる時代にスムーズに対応するためにも、企業は若い人材を次々登用する。その結果ベテラン社員でも、ただ勤務年数が長いだけで若い人材にはない付加価値を持っていない場合は、だんだん必要とされなくなってくる。

 社内での人材ニーズのピークは、入社20年目くらいまでに訪れる。この期間が勝負だ。後半の20年でもやりがいを持って生きていくために、できれば40歳までにはプロとして「この仕事では負けない」と自負できる分野を、1つは作らなければダメだ。

 ビジネスパーソンが特定の分野でプロになるまでには、3ステップの過程が必要になる。

 第1段階は、部署内に自らの存在を知らしめるまで。まずは修業の1年から始まって、一人前の仕事がこなせるようになり、自分なりの+αを加えて創造的な価値を生む仕事を手がけ始める。やがて、周りから「なかなかできるね」とそこそこの評価を受けるようになる。ここまでがファーストステップだ。

 第2段階は、部門の中で頭角を現すまで。仕事で戦略的課題を発見し、それを周囲を巻き込んで解決し、業績を上げることで、それは果たされる。

 通常、縦割りで管理される大企業では、部門間の壁がまるで別会社のように高くそびえ立つ。しかし、大きな問題の解決には、他部門の協力が不可欠だ。そこで壁を乗り越えて連携を図ることで、他者と差別化できる。その結果「○○部門では、△△さんがいるね」と注目を集めるようになる。

 そして最終段階では、自らが携わる仕事においては、社内でトップクラスになるだけでなく、業界・社会において自分のスキル、実績を認知されるようになるまで。ここまでできて、ようやくプロだ。

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