食事から栄養がきちんと摂取できていたらサプリメントは要らない。しかし、現実にはそうもいかない。では効果的なサプリメントは何かとなると難しい。私はいろいろ試してみた結果、ビタミンB群とビタミンCを欠かさず飲むようにしている。利用しているのは、ファンケルの製品で推奨量に準じて摂取している。
サプリメントを愛用しているのは、私は健康雑誌「日経ヘルス」にサプリメントの連載コラムを3年ほど書いていたことがあるからだ。さらにそのきっかけは、12年ほど前、米国サプリメントについての解説書を書いたことだった。
当時米国では、通信の自由化でインターネットが盛んになると、サプリメントの規制が大幅に緩和されて、インターネットに匹敵するブームになった。私はそれに関心を持って調べていた。例えば今でこそコエンザイムQは日本でも解禁されているが、これは以前から日本でよく利用された医薬品(ユビデカレノン)で、1990年代に米国の規制緩和で医薬品区分からサプリメントに移行されたものだった。
米国ではこの他にドイツ健康保険省が研究した医薬品ハーブなども数多くサプリメントになり、危険性のないものなので個人輸入で取り寄せていくつか試してみたことがある。
比較的長いサプリメント生活で結局残ったのがビタミンB群とビタミンCだった。他にインド伝統医学アーユルベーダのサプリメントを身体の不調に合わせて使うこともある。
サプリメントに関心を持つ人は、つい過大な期待を持ちやすい。痩せるとか、より元気になるとか。高価なサプリメントほど期待が高まる。だが、サプリメントはそもそも医薬品ではないので、それほど際立った効果は出ないものだ。人によっては必ずしも健康に寄与しないこともある。

フィンランド製のピルケース「ドセット」。カレンダー式になっていて日々摂取するサプリメントの飲み忘れがない。1日2回なら2週間分がセットできる。
そこで私のお薦めだが、良さそうなサプリメントがあったらまず1週間飲む。それで何となく効いていそうな気がするなら1か月続けてみる。そのあたりで数日抜いてみる。別になんの変化もないようだったら、そのサプリメントをやめる。
私の場合、こうしたトライ・アンド・エラーで残ったのがビタミンB群とビタミンCだったのだ。それほど医学的な根拠はなく個人的な体感に過ぎないのかもしれないが、ビタミンB群をきちんと摂取するようになってからは、不眠や憂鬱の傾向の程度が軽減された。気のせいではないかと思って、数日抜くとそれなりに欠乏したような感じになる。
サプリメントはどうせ摂取するなら、きちんと摂取したほうがよい。特に、ビタミンB群とビタミンCといった水溶性ビタミンの場合は、定期的な摂取が効果的だ。
定期的なサプリメント摂取のために、私はフィンランド製の「ドセット(DOSETT)」というカレンダー式のピルケースを長く使っている。容器自体が摂取のスケジュール管理になるように工夫されているので、飲み忘れが分かりやすい。ネットからでも購入できるが東急ハンズなどでも販売している。元来医薬品用にできているので、普通に定期的に飲む薬がある人が利用しても便利だろう。
テクニカルライター。1957年東京生まれ。国際基督教大学卒業後、同大学院で言語学を学ぶ。1990年前半友人と翻訳・テクニカルライティング事務所を経営。1994年末、インターネットによる遠隔地業務可能に合わせフリーランスとなり沖縄に移住。2002年東京に戻り現在に至る。「日経クリック」(現在休刊中)で10年間Q&Aを担当。日経トレンディネットネットで起きてる最新トレンド、およびGoogle調査隊のコラムを執筆中。著書、『ブラウザのしくみ』(技術評論社)、『Ajax実用テクニック』(ナツメ社)など。





