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【第20回】仕事に対する考え方を見直す

「仕事を楽しむ」「Win-Win」を疑ってみる

  • 深澤 真紀

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2008年4月10日(木)

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 仕事における最大のストレスは、人間関係だという方は多いでしょう。仕事上の人間関係のメンテナンスについても考えていきますが、まずはその前に、自分自身の「仕事への考え方」を見直してみましょう。

 仕事について、「ありがちな考え方」に縛られてしまって、自分で自分をつらい気持ちに追い込んでしまっていることもよくあります。その考え方にこだわらなくなるだけで、ずいぶん楽になるものです。
 
 今回は、仕事についてよく言われている「3つの考え方」を疑うことから始めたいと思います。3つの考え方とは、以下のものです。

(1)「仕事をしている時の自分は、本当の自分じゃない」
(2)「仕事を、もっと楽しもう」
(3)「Win-Win」

 まず(1)の、「仕事をしている時の自分は、本当の自分じゃない」という考え方について。仕事で不本意なことをしてしまった時やうまくいかない時、「こんな自分は、本当の自分ではない」「自分は、仕事をすることで変わってしまった」「仕事をしてからであった人には、本当の自分を見せていない。本当の友だちは、学生時代の友だちだけ」などと思いがちです。
 
 この考え方の根底には「仕事をしている私」とは別の「本当の私」がいて、それはもっと「よいもの」なのだ、という思いがあるのです。
 
 しかし、仕事をしていくことで得た性格も「本当の私」ですし、仕事をしていない時の性格も「本当の私」です。
 
 人は、それぞれに置かれた状況やその時の相手によって、その時々で必要とされる「本当の私」の姿で生きているだけです。それが変わっていくことも、当然です。
 
 仕事をしながら、「こんなことを言う私は本当の私ではない」「仕事だからこんなことを言っているけれど、本当の私は言わない」とつい思ってしまうものですが、「仕事だから仕方なかったのだ」という言い訳で、自分の言動をごまかしても疲れるだけです。

 たとえ不本意なことであったとしても、「仕事に必要なことをやったのだ」と割り切り、深く考えすぎないことも、自分をすり減らさないためには大事なことなのです。

 どんな時も、自分は自分でしかありません。「本当の私」について考えすぎることは、かえって自分を疲れさせるだけなのです。

仕事は、楽しまないといけないのか?

 そして(2)の「仕事を、もっと楽しもう」という考え方。これのどこがいけないのだ、という方も多いでしょう。

 最近では、スポーツ選手が海外遠征に出かけるときに、「楽しんできます!」と言うことが増えました。同じように、「仕事も楽しもう」という考え方が広がってきたように思います。
 
 確かに、「楽しい仕事」というのはあるのかもしれません。しかし、「楽しくない仕事」というものも確実にあります。それを無理矢理楽しもうとしても、無理があるというものです。

 「仕事はつらいものだ」と思い続けるのも疲れますが、「仕事を楽しまなきゃ!」と思いすぎるのも、かえって疲れてしまうものです。
 
 仕事は必ずしも楽しまなくてもいい。やるべきことを淡々とこなしていけば、たまにはうれしいことや楽しいこともあるかもしれない。もちろん、つらいことや耐えられないこともたくさんあります。
 
 それも含めて仕事なのだと受け入れていくことが、長く働き続けていくためには必要だと思うのです。

コメント4件コメント/レビュー

欧米文化の中では、このWIN-WINの関係と言う表現を、良く聞きますが、彼らの使っている意味は、『損して得を取れ』とか、目先の利益と将来の利益が交換可能だったり、お互いに欲しいものと与えられる物が交換可能だったりした場合に、お互いの利益になる契約とか活動となる関係を構築することが、話し合いと交渉で可能だと信じて言っている場合が多いと思います。またそのような関係を作ろうとお互いに歩み寄るために、交渉事の場面で、使っている事が多いように思います。(2008/04/24)

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いただいたコメント

欧米文化の中では、このWIN-WINの関係と言う表現を、良く聞きますが、彼らの使っている意味は、『損して得を取れ』とか、目先の利益と将来の利益が交換可能だったり、お互いに欲しいものと与えられる物が交換可能だったりした場合に、お互いの利益になる契約とか活動となる関係を構築することが、話し合いと交渉で可能だと信じて言っている場合が多いと思います。またそのような関係を作ろうとお互いに歩み寄るために、交渉事の場面で、使っている事が多いように思います。(2008/04/24)

私の場合、仕事は単に金を稼ぐための手段です。5億円程度あれば、仕事をしなくても生きていけますが、それが無いからしょうがない。同じ仕事なら、少しでも自分が効率よく、また、気分が悪くならないものをやったほうがマシということですね。こう考えると、ストレスはそれほどたまらずに済みます。(2008/04/11)

Win-Winを疑ってみる…なるほどと拝読いたしました。例えば、ビジネスのうえではギブ&テイクではなく、ギブ&ギブという姿勢で人づきあいをするべし、などど指南書に書かれていることも多々あると記憶しています。わたくし自身、今は人脈をつくっていく時期だから、ギブ&ギブの気持ちでいることが大事だろうと考えて、飲み会や交流会の設定をする際も、人と人を引き合わせる場としてコーディネートしてきたつもりです。ただ、いつも幹事役やコーディネート役ばかりしていると、消耗するように感じることも出てきました。また、わたくし自身の仕事には有利に展開しないというか、出し抜かれてしまうような思いにとらわれることが最近重なり、自分がコーディネート役をするときの動きについて、見直しが必要だとも感じています。そういったこともあり、次回のコラムを楽しみにしています。(2008/04/10)

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夢の実現にあたっては強く「念ずる」。そうした心構えを支えにビジネスの世界の荒波を渡ってきました。

後藤 忠治 セントラルスポーツ会長