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【第12回】年収アップする生活行動学

2000万稼ぐ人の時間の使い方

  • 西山 昭彦

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2008年4月16日(水)

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 高収入を稼ぐ人々は、日頃どのような生活行動をしているのだろうか。一般的なサラリーマンの行動と比較すると、そこに差はあるのだろうか。そんな疑問から、生活行動に関するアンケート調査を行い、年収別に比較してみた。結果は、あらゆる場面で明確に違いがあった。

 なお本調査は、Yahoo!のモニターを対象に2007年12月13~17日に実施したインターネット調査で、個人年収が600万円台(600万~699万円)の300人と、2000万円前後(1800万~2000万円+それ以上)の300人より得た回答を元に、集計したものである(注)。

情報収集にかける時間に大きな差

 年収が600万円台の人と2000万円前後の人。データを比較することで、その違いを探った時、顕著に見られたのが情報収集に費やす時間の差だった。これは、日常的に情報をつかむ姿勢の差が数字に表れたとも言えるだろう。

 情報収集の基本は次の通りだ。「タイムリーな情報は、毎日届く新聞などから」、そして「トレンドや専門的な内容は、書籍や雑誌で調べたり、人との会話から自発的に取得する」ということである。以下のグラフを見てほしい。行動別に費やす時間を細かく比較すると、いずれの行動でも、2000万円稼ぐ人の方が情報収集に時間を使っていることがわ分かる。

*画像をクリックして拡大表示

グラフ1 生活行動にかける時間の比較

 例えば「新聞を読む」のは、600万円台の人は半数以上が30分未満で、平均時間は26.7分。対して2000万円稼ぐ人は平均時間46.2分で、差は1.7倍。20%近くの人が1時間以上を費やしながら、時間をかけて熟読している。

 他の行動の平均時間も、すべて2000万円前後の人の方が多い。しかも、その差には最大2倍近い開きがある。

 具体的には、「インターネットでの調べ物」は、600万円台の人が86.8分に対して、2000万円前後稼ぐ人は109分。「雑誌や本を読む」のは、前者が32.4分に対して、後者は55.4分。「勉強する」時間は、前者が平日28.3分/休日29.5分と、ともに30分未満であるのに対して、後者は平日54.6分/休日58.5分と、毎日1時間近くを費やしていることになる。

 格段に異なるのは「意図的に人と会って話を聞く」時間だ。600万円台の人が35.2分であるのに対し、2000万円稼ぐ人は83.8分で、2.5倍近い。1日ごとにこれだけの差があるのだから、年単位に換算すれば、その差は膨大だ。

 これらの時間を2000万円稼ぐ人は、どのように捻出しているのだろうか。

コメント5件コメント/レビュー

この調査結果は、いわゆる「下流社会」論の結論と類似している点で説得力があるように感じます。「下流社会」論で「下流」とされているのは、収入や財産ではなく、結局のところ意欲やコミュニケーション能力だという話でした。この記事でも高収入層の学習意欲の高さ・情報収集時間の長さが示されています。その上で考えるべきは、単に「能力」だけでなくそうした「意欲」についても、生まれつきの個人差があるのではないかという点。人は生まれつき平等ではないのだが、その不平等はどこまで補正すべきなのか。社会レベルではとても難題。(2008/04/16)

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いただいたコメント

この調査結果は、いわゆる「下流社会」論の結論と類似している点で説得力があるように感じます。「下流社会」論で「下流」とされているのは、収入や財産ではなく、結局のところ意欲やコミュニケーション能力だという話でした。この記事でも高収入層の学習意欲の高さ・情報収集時間の長さが示されています。その上で考えるべきは、単に「能力」だけでなくそうした「意欲」についても、生まれつきの個人差があるのではないかという点。人は生まれつき平等ではないのだが、その不平等はどこまで補正すべきなのか。社会レベルではとても難題。(2008/04/16)

結果に疑問を持ちました。年収が2000万円になるために人と話すのではなく、年収が2000万円だから人と話す機会が有るのではないでしょうか。専門職でない一般的な業種では、年収が高い人ほど自分の手でする業務より、他人の手でする業務をまとめたり、人をマネージメントする事が多くなり、必然的に人と話しながら状況を確認するなどの機会が増えます。また年収が高い=職位が高いという事であれば、親しくなろうと近づいてくる人も多いはずです。もちろん、例外は有るかもしれませんが、一般的に私は「年収が高い人は、社内外を問わず、また部下上司を問わず人と話をする機会が多いので、このような結果になった」と思うのですが、いかがでしょうか。(2008/04/16)

コラムを拝見し、面白い分析だと思うと同時に、年収と情報収集時間の因果関係は、もしかすると逆の可能性があるのではないか、とも感じました。現在私は4人家族で、調査対象の600万円より多少多い年収を得ていますが、毎月の新聞代は子供の習い事にまわします。雑誌や書籍も図書館で借りる分にはいいですが、購入するには二の足を踏みます。また、独身時代には人からの誘いは断らないよう心がけていましたが、現在では夜はおろか、昼食ですら人と一緒に食べるのは高くつくので、週2回程度にセーブしてます。いろいろ勉強したい願望はありますが、お金を払っての勉強はありえません。このような現実を考えれば、情報収集&活用量が少ない→年収が低い、のではなく、年収が低い(可処分所得が小さい)→情報収集量が少なくならざるを得ない、という関係になるのではないでしょうか。(まあその年収レベルに至る過程の中で情報収集&活用が少なかった可能性はありますが・・・)ただ、記事の主旨は「自身の生活行動の振り返るべき」という点だったので、その点はおおいに参考にさせていただきたいと思います。(2008/04/16)

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