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【第23回】結婚で失敗したくない男たち

“アラサー男子”の新ブームは「すり合わせ婚」

  • 白河桃子

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2008年6月4日(水)

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 前回、TBS系のドラマ「Around 40 注文の多いオンナたち」について本欄に書いたら、関西テレビの報道部から「アラフォー(Around40の略で、40歳前後の女性)」に関してのコメント依頼が来た。ドラマもますます盛り上がっているようなので、今回も「アラフォー女性の結婚」について書こうと思ったが、最近面白い現象に遭遇したので、今回の御題は“アラサー男子”の結婚観としたいと思う。

 アラサーとは「Around 30」、通常は20代後半から30代前半の女性を指すが、“アラサー男子”は同年代の男性ということになる。団塊ジュニア層あたりの男性を意味していると思えばいい。

 さて、『「キャリモテ」の時代』『「婚活」時代』を出版して以来、ありがたいことにあちこちからインタビューされるようになったが、最近では女性誌だけでなく男性誌、それも30代男子、アラサー男性誌からの依頼も増えたのだ。例えば「SPA!」「DIME」、そして「CIRCUS(サーカス)」などがそうだ。

 中でも「CIRCUS(サーカス)」は、表紙に一番大きな文字で「すべらない結婚」というタイトルをうたっていた。「おかげさまで今月号は、いつもよりも8~10%売れ行きがいいんですよ」と、「CIRCUS(サーカス)」の編集者に聞いてびっくり。だって、男性誌で結婚特集ですよ!

 女性誌編集者に聞いたところ、「女性誌で結婚特集を組むのはもう当たり前。それで売り上げが伸びたという話は聞かないですねえ」とのこと。しかし、アラサー男子の読む雑誌が、「結婚特集号」で売り上げ増とは…。

結婚で失敗したくない男子が増えた

 ついに男性たちも「結婚を気にする」時代になった。日頃のインタビューでも感じているのだが、アラサー男子たちは「結婚願望」が強いし、結婚に対して悩みも多い。『「キャリモテ」の時代』も、男性たちから「読んでます」と反響をもらうことが多くなった。「結婚」という2文字に揺れるアラサー男子なのである。

 そう、かつての女の子のように「自分は結婚できるのか?」「結婚後どのような生活になるのか?」と、わりと真剣に考えているのだ。

 特に彼らが知りたがるのは、結婚後の夫婦像。家事育児経済の役割分担だ。アラサー世代の両親、つまり団塊の世代は「男女役割分担世代」で、「夫は仕事、妻は育児家事」と役割が分かれていた。みんなそうだったから、考える必要もなかった。何も考えなくても、夫の給料は右肩上がりで、将来の希望を持ち続けることができた。

 しかし今や、そういうわけにもいくまい…と一番よく分かっているのが、アラサー男子だと思う。妻にももちろん働いてもらわないと困る。自分だって一生この会社にいられるか分からない。第一、妻が専業主婦で「小遣い3万円の亭主」は、見ていてもあんなに辛そうではないか? 自分はああはなりたくない…。

『「キャリモテ」の時代』 白河桃子著 日本経済新聞出版社、1200円(税抜き)

この連載コラムが単行本になりました。『「キャリモテ」の時代』白河桃子著、日本経済新聞出版社、1200円(税抜き)


●新丸ビルで「キャリモテカクテル」発売!

新丸ビル7階の女性専用スナック「来夢来人」で、「キャリモテカクテル」を6月6日(金)に発売開始(6月末まで。なくなりしだい終了します)。「キャリモテカクテル」を注文した方先着10人の方に、単行本『「キャリモテ」の時代』をプレゼントします。

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