• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

【第30回】友人とのつき合いが一番難しい

  • 深澤 真紀

バックナンバー

2008年6月19日(木)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 この連載では、人間関係をメンテナンスする方法について、自分、恋愛、家族、仕事…といった様々な場面についてお話ししてきました。このほか、意外と難しい人間関係として、友人や知人という存在があります。

 人間関係では、「家族が大事」「恋愛が一番重要」「仕事仲間こそ信頼できる存在」というような「家族・恋愛・仕事至上主義」の人がいる一方で、「家族ばかりを信じるのはいけない」「恋愛がすべてじゃない」「仕事仲間だけを重視しない方がいい」という考え方をする人もいます。

 しかし友人については、「家族とは不仲だけれど」「恋愛で失敗しても」「仕事仲間と合わなくても」、でも「友人さえいればいい」という「友情至上主義」があり、これを否定する人は、実はあまりいません。

 日本では、戦前までは家父長制も強く、「家族」が非常に重要視されてきました。そして戦後、高度経済成長期下では「仕事仲間」が大事な人間関係となりました。バブル期においては「恋愛」こそが大事、という価値観も増えました。
 
 そしてバブルが弾けてからは、それらの人間関係への疑問が生まれてきたこともあり、「友人こそが財産である」という考え方が増えてきたのです。

友人をアテにするのは、いいことか?

 私がこのウェブサイト、NBonlineで連載し、単行本になった『平成男子図鑑』でも取り上げた「リスペクト男子」。彼らは家族や恋人も大事にしながら、友人をとても大事にします。そして、友人が大事という考え方は、若者だけの特徴ではありません。上野千鶴子さんもベストセラー『おひとりさまの老後』で、「家族をあてにせず、友人を大事にする生き方」を勧めています。

 友人を大事にすることは、一見とても「いいこと」のように見えます。しかし、すべての人間関係のメンテナンスの中で、友人のメンテナンスは大変だし、面倒なものです。なぜでしょうか?

 家族は血縁で結ばれたり、法的に守られていますから、関係性はかなり強固です。「血縁幻想」は簡単に崩れるものではありませんし、法的にも強い存在です。好むと好まざるとにかかわらず、家族のメンテナンスを考えないわけにはいきません。

 また、仕事は経済活動です。お金は生きていくために必要ですし、仕事にまつわる人間関係もこなしていかなければ食べていけないので、メンテナンスせざるを得ません。

 恋愛も特別な関係という幻想が強いですし、何より恋愛に伴う肉体関係というのは非常につながりが強くなりがちです。そして、恋愛が結婚に発展すれば、そこに契約が発生し法律に守られた関係に変わっていくわけですから、メンテナンスすべき人間関係になるのです。

 このように、家族も仕事も恋愛もそれぞれ、人間関係の大きな前提があります。その前提(血縁、経済、肉体関係)があるためにメンテナンスが難しい部分もあるのですが、その前提があるからこそ、関係性を維持する動機が明確で強いのです。

コメント2

「自分をすり減らさないための人間関係メンテナンス術」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

面倒くさいことを愚直に続ける努力こそが、 他社との差別化につながる。

羽鳥 由宇介 IDOM社長