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【33】トランスコスモス

女性にも男性にも働きやすい会社を

2008年6月27日(金)

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 企業を対象に、IT(情報技術)アウトソーシングサービス事業を展開するトランスコスモス。一般消費者にはなじみの薄い社名だが、1966年から情報処理・アウトソーシングビジネスを手がける、業界の先駆的存在だ。

 同社は2007年10月から女性活用に取り組んだ。副社長の石見浩一氏がオーナーとなり、人事本部人材開発部に「女性活躍推進チーム」を設け、同部の冨川千景さんが専任で業務に携ることになった。

「最初に手がけたことの1つは、季刊誌『トランスコスモス・育児支援ニュース』を発行することでした。育児支援を強く打ち出していないことも、会社の課題であると認識されたからです」と冨川さんは説明する。

オピニオンリーダーとなる女性を育成

 トランスコスモスの正社員約8300人のうち、女性は4割だ。しかし女性役員はおらず、女性の部長職比率は4.7パーセント。女性の課長職比率は9.4パーセント。「女性社員の割合からして、決して高い数字ではありません」と冨川さんは言う。「しかし近い将来、女性役員がいても当たり前な風土を醸成する必要があるとの思惑から、女性管理職を対象とした『キャリア塾』を創設しました。18人が受講した研修は、セルフマネジメント、チームマネジメントのテーマで講義を行いました」。2008年の秋には第2回目を開催する予定だ。

寺杣郁江さん

人事本部人材開発部長 女性活躍推進プロジェクトチームの寺杣郁江さん(写真:山田 愼二、以下同)

 トランスコスモスには、営業、デジタルマーケティングサービス、コールセンターサービス、ビジネスプロセスアウトソーシングサービス(BPO)、と4つの主要総括部門がある。「キャリア塾」の受講者は各部門のトップが選出した女性社員だ。

「今までは部門ごとに研修を行ってきました。しかし、『キャリア塾』の目的は部門を越え、管理職として必要な統括的知識を持つ人材を育てることです。受講生がそれぞれの職場でオピニオンリーダーになり、後進の育成に当たることを期待しています」と冨川さんは抱負を述べた。

 チーム発足から半年後の2008年4月、マーケティングリサーチ部長であった寺杣(てらそま)郁江さんを人事本部人材開発部長に迎え、「女性活躍推進課」が正式に発足した。以降、寺杣さんと冨川さんが「女性活躍推進プロジェクトチーム」を運営している。取材した時は、「女性活躍推進課」が本格的に稼働してから2カ月経過したところだった。

 この組織を設けた理由は、「女性活用の成否が会社の発展に大きな影響を与えると考えたからです」と寺杣さんは説明する。「少子化が進み、労働力の減少が予想される中、女性が活躍できる環境と風土を確立しなければ、必要な人材を確保できない可能性があります。それは企業にとって危機的状況となり得るのです」

 寺杣さんは「キャリア塾」の第1期生であり、アドバイザーの役目も担った。「弊社でもこのような活動が始まったことを知り、感動しました。『私にできることがあれば、何でも協力させていただきます』と石見副社長に伝えたのがきっかけで、人事本部に異動する運びとなりました」

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