新入社の頃はたくさんいた営業職の女性が、数年後に離職、退職してしまう…。女性は営業に向いていないのか?それとも、女性営業が続かないのには理由があるのだろうか。

イベントの会場の様子
ジョンソン・エンド・ジョンソングループは6月5日、泉ガーデンギャラリーにて、ダイバーシティーに関するカンファレンス「WLI(Women's Leadership Initiative)」を開催した。同グループはジョンソン・エンド・ジョンソンほか3社で構成され、さらに同社は3カンパニー制になっているが、カンファレンスはこれらの合同・社内向けイベントである。「女性営業の活躍を妨げるものを探る〜『女性は営業に向かない』は、思い込み!? あなたの思い込みを暴きます〜」と題して、講師による講演とワークショップを行った。
会場には各グループ会社から、23歳〜60歳までの148人の社員(男性64人、女性84人)が参加した。男性参加者が4割を超えているのは、カンファレンスが女性の営業とその上司(男性が多い)を対象としているためだ。出席者は4〜5人ずつ約30グループに分かれ、それぞれのテーブルに所属会社、役職、年齢、男女が交ざって着席。また出席者にはリモコンが渡され、講演中に出される質問に回答すると、結果が前方のスクリーンに映し出されるようになっていた。
女性の活用はしたいが、本音は不安
まず『御社の営業がダメな理由』『営業は女のほうが上』の著者で、グランド・デザインズ代表取締役、インプレスキャリア代表取締役の藤本篤志さんから、「女性営業の活躍を阻むものとは」という講演があった。
藤本さんはカンファレンス開催前に、ジョンソン・エンド・ジョンソングループの管理職376人(2008年3月28日〜4月11日に実施、有効回答数287人)、営業職258人(2008年5月15日〜5月23日に実施、有効回答数211人)を対象にアンケートを行っていた。アンケートの「ある男性管理職たちのひとりごと」という質問では、「男性管理職は女性部下に対して、普段どう感じているか」という点について、下記のような内容の回答が得られていた。
- ある男性管理職たちのひとりごと
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- 女性の場合は結婚、出産、育児があり、男性と同じ条件での仕事の段取りが難しい。
- 「結婚までの勤務」と考えている女性もいるので、長い育成プランが考えにくい。
- 男性、女性の部下のどちらを重用したいかというと、やはり長く勤める男性部下を選びたくなる。
- 厳しい対応を取った時に、女性だと泣かれるので困る。
- セクハラやパワハラなど、女性はあまりに過剰反応しすぎる。
- 相手が女性だと、2人だけで込み入った話ができない。食事に誘って誤解を招くのも困る。
- 女性にこちらの言葉尻を取って反応されることもあり、言い方、話すトーンなどにとても気を使う。
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