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管理がなじまない仕事で重み増す「キャプテン」

~プロ野球選手 宮本慎也 ~

  • 茂木 健一郎

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2008年7月8日(火)

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 今回のゲストは、野球の日本代表チームのキャプテンとして、北京五輪予選を戦った宮本慎也さん。ヤクルトスワローズでもキャプテンとして、若い選手を引っ張っている。伺ったお話の中で特に感動したのは、各チームの不動のレギュラーが集まった日本代表チームの方が、純粋な意味で「フォア・ザ・チーム」のチームプレーができるということだった。

 一人ひとりのポジションが、ある程度保障されていないとフォア・ザ・チームという気持ちになれないと思う。例えば成果主義が個人の存在を脅かすように実行されていると、その組織はなかなか「フォア・ザ・チーム」という形にはなれない。

 だから純粋な気持ちでそうなるためには、ある程度の安心感というか、家族的なものが必要なのではないか。昔は会社は1つの大きな家族であるという考えがあったが、あの時代の方が、純粋なフォアザチームが成り立ちやすいのだろう。

 監督やコーチとは違って、現場にいるからこそ言えることがある。プレイングマネジャーよりも、さらに仲間というか、同じグランドに立ってプレーしている人だからこそ発揮できるリーダーシップやキャプテンシーがあると強く感じた。

 キャプテンが若手を引っ張る時、ある種の宣言効果がある。自分がああやれ、こうやれとアドバイスするためには、自分自身もあるレベルをキープしなければならない。背中を見て自分について来てらうためには、それなりの実績を残さないといけない。自分自身に対するプレッシャーにもなっている。

 野球チームの「キャプテン」は、一般の会社だとチームリーダーがそれに近い。チームリーダーであることは、自分自身の仕事のスキルやクオリティを高めることにつながる面白いポジションだ。キャプテンもチームリーダーも、現役でありながら率いている。管理職とは違う、なかなか味わい深いポジションだ。

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チームは、“背中”と“口”で引っ張る
NHKの番組サイトへ
NHK総合テレビ
7月8日(火)午後10:00~10:45
・再放送
 総合 毎翌週火曜 午前1:00~1:44
     (月曜深夜)
 BS2 毎翌週水曜 午後5:15~5:59
 「球界を代表するキャプテン」と評価される男がいる。ヤクルトスワローズ・キャプテン宮本慎也選手である。

 04年アテネ五輪でキャプテンとして出場して以来、国際大会には欠かせない存在となり、日本が世界一となった06年のWBC(ワールドベースボールクラシック)でもチームの精神的支柱として貢献。そして昨年12月に行われた北京五輪野球予選でも、宮本に絶対的な信頼を寄せる星野監督からキャプテンに指名され、見事に予選突破を果たした。

 宮本選手のキャプテンシーの特徴は、敢えて思っていることを口にし、時には他の選手を叱りつける事も辞さない点だ。

 そんな一見敬遠されそうに思われるキャプテン・宮本を多くの選手が支持し、尊敬の念を抱く。その理由は、宮本が長年の選手経験を経て、卓越した野球理論を持ち、また、プレイヤーとして高い能力を維持するために日々の努力を決して怠らないからだ。

 所属チームのスワローズは、昨年最下位に終わり、オフには次々と主力選手が抜け、今シーズンのスタメンには経験の少ない若い選手が名を連ねる。プロスポーツ界屈指のキャプテンは、戦力ダウンの否めないチームを、どのように引っ張り、勝利をつかみ取っていくのか。ペナントレースを戦うキャプテン・宮本慎也の日々に密着する。


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