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【34】ヤマハ

2013年までに女性管理職を現在の2倍に

  • 田村 知子

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2008年7月11日(金)

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 今年3月、ヤマハの女性社員の平均勤続年数が22.5年となった。厚生労働省が実施している「賃金構造基本統計調査」によれば、平成19年の女性一般労働者(短時間勤務を除く)の平均勤続年数は8.7年。全国的に見ても、ヤマハの女性社員の平均勤続年数はかなり高い。また同調査では、男性の平均勤続年数とは4.6年の開きが見られたが、ヤマハでは9カ月と僅差になっている。

ヤマハ 人事部 女性キャリア開発室 室長の福原郁恵さん

ヤマハ 人事部 女性キャリア開発室 室長の福原郁恵さん(写真:山田 愼二、以下同)

 その理由を、ヤマハ人事部女性キャリア開発室室長の福原郁恵さんはこう話す。「当社では、出産、育児休業後の原職復帰を就業規則に盛り込んだり、法定を上回る支援制度を整備するなど、女性が長く働き続けるための環境つくりが進んでいます。また、静岡県浜松市に本社があるという地域性から、都心に比べて通勤時間が短かったり、家族など周囲のサポートが得やすいといったことも、女性の勤続年数を伸ばす要因となっているかもしれません」

 だがその一方で、同社の全従業員数における女性比率は約20%、管理職では2.5%と、女性社員の活躍という面では、依然として男性との間に格差が生じていた。ヤマハではこの是正を目指し、2004年から1年間にわたる「ポジティブアクションプロジェクト」を始動した。

 「ポジティブアクションプロジェクトでは、社内公募で選出された男性1人を含む十数人の社員が中心となり、現状の課題を探るほか、支援制度や人材育成の環境整備を検討したり、イントラサイトを通じた啓蒙活動などを展開。2005年には、それらをまとめたアクションプランを提言しました」

 2006年3月には、「女性の活躍推進に本気で取り組んでいくためには、専任組織が必要」とする提言の1つが実現し、人事部内に「女性キャリア開発室」が発足。当時、音楽教室の運営業務にあたっていた福原さんが室長に選任された。

 それまでとはまったく異なる分野の仕事を任された福原さんは、当初は戸惑いがあったと打ち明ける。「女性活用推進に関するセミナーや交流会に参加して、他社の事例を学んだりしましたが、自社の課題にはそれに応じた独自の解決策が必要だと痛感しました」。そこで女性キャリア推進室では、女性社員の育成、登用を促すための施策を中心に打ち立てたのだった。

 ヤマハでは現在、総合職採用が一本化されているが、十数年前までは転勤のない地域採用が併設されていた。女性社員の大半は地域採用で入社しており、男性社員とはそもそものキャリアステップが異なっていたという。そうした女性社員の中には、入社時以来、研修を受ける機会の少なかった人も多い。そのため、まずは一般職から総合職へ転換した人のための研修と、総合職の女性がさらにスキルアップするための研修をスタートした。

 それぞれの研修では、課題設定やコミュニケーションスキル、ロジカルシンキングをベースに問題解決を探るといった、ビジネススキルを向上するための内容が組まれた。これまでの2年間で100人以上が受講しているというが、福原さんは「今後もさらに、こうした研修の機会を拡大していきたい」と話す。

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