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【第26回】「事務職OL」を選んだアラサー女性
本音は「営業はイヤ」「定年まで勤めたい」

  • 白河桃子

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2008年7月16日(水)

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 先日、商社のOLさん数人に会ってきた。私は1980年代後半に、ある商社の事務職OLとして社会に出たので、ある意味で彼女たちは私の後輩のようなものだ。私が就職した頃、同期の事務職女性の数は200人という、大量採用時代。バブルだったのである。そんな私たちはHanako族(注1)と呼ばれた。

   それから約25年。今の事務職女性は、どんな人たちなのか? なぜ総合職ではなく、事務職を選んだのか? また私がOLだった80年代は社内結婚が盛んで、結婚相手を探すために就職するという人も多くいた。今の女性たちは、社内恋愛に対しては「低温」なのか? 何よりも、総合職になれるチャンスの多い今、4大卒女性の事務職たちは、現在の仕事に満足しているのだろうか?

 「事務職OLたちの今」が知りたい…。そう思っていた私に偶然、OLたちと食事をするチャンスが訪れた。この20年で、いわゆる「大手商社OL」はどう変わったのだろうか。みんなエビちゃん(注2)になっていたりして…。

大手商社のアラサー女性たちはおとなしめ

 集まった女性数人のうち、上は34歳、下は26歳という「アラサー(Around30。30歳前後)世代」。ブランドバッグを持ち、いい時計をしているが、ファッションは事務系OLのお手本らしく、サマーニットにふわりとしたスカート。きれい目だが、あまりミーハーな感じではない。私がOLをしていた頃、この会社は「同業他社に比べておとなしい感じ」という評価だったようだが、今も変わっていないのかもしれない。

   就職氷河期のさなかに社会に出て、大手企業に見事就職しているのだから、優秀な女性だろう。ひょっとして「とりあえず事務職で入って、入社後に総合職転換を狙う」という人もいるかもしれない。とにかく、正規社員になるだけでも大変な時代である。

   「日経WOMAN」2008年5月号によれば、この20年の働く女性の歴史を振り返ると、女性雇用者数は1670万人(1988年)から2277万人(2006年)に増加。また着目すべきは、非正社員の比率だ。35.1%(1988年)から53.5%(2007年)に増加している。いまや働く女性の半数が、非正規社員である。

   「なぜ事務職を選んだのですか?」と聞くと、彼女たちの口から語られたのは、すさまじいまでの就職氷河期の就職戦線の様子だった。

『「キャリモテ」の時代』 白河桃子著 日本経済新聞出版社、1200円(税抜き)

この連載コラムが単行本になりました。「コンカツ」って何?という女性たちに贈る、「婚活バイブル」の決定版。本コラムに、「実践的婚活マニュアル」を加筆してまとめました。『「キャリモテ」の時代』白河桃子著、日本経済新聞出版社、1200円(税抜き)

コメント19件コメント/レビュー

私の妻は、証券営業から一般職OL(正規社員)に転職したアラフォー世代ですが、私がいくら総合職になるよう勧めても今の職場を仕切っているお局OLとしてのポジションが気に入っているようで、聞き入れません。おそらく、記事にあるアラサー女性のロールモデルとは私の妻のようなOLではないでしょうか。(2008/09/10)

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私の妻は、証券営業から一般職OL(正規社員)に転職したアラフォー世代ですが、私がいくら総合職になるよう勧めても今の職場を仕切っているお局OLとしてのポジションが気に入っているようで、聞き入れません。おそらく、記事にあるアラサー女性のロールモデルとは私の妻のようなOLではないでしょうか。(2008/09/10)

 氷河期世代、アラサーです。 「営業職はやめておけ」が、周囲の合言葉のようになっていました。特に母親(団塊世代、30代前半で結婚するまで団体職員で総合職ポジション)には、よく言い聞かされました。結局、反発しながらも周囲の助言を聞き入れ、今は公務員です。 学生のころは、バリバリ働くイメージ(外資系勤務、たびたびの海外出張、休みなし、夜更けに帰ったら寝るだけ)にカッコよさを感じ、それでなければ働く意味がない!くらいに思っていました。今ではだいぶ考えが変わっています。公務員の世界は女性が定年まで勤めるのは、ごくごく当たり前という感覚なので、その点ではいい環境にいるのかもしれません。(公務員も居所によってはそれなりに激務ですがね…)やはり体が資本。私も定年までがんばりたい。 記事が回を重ねるごとにどんどん面白くなり、次が楽しみです。応援しています。 (2008/08/20)

私は男性29歳で会計事務所勤務です。会計事務所だから事務職といえるかもしれません。男性からの視点になりますが、ハローワークでの面接申込時、採用担当者に電話をした時に『本当は良くないのですが女性しか採らないんですよ』と門前払いされる事が多々ありました。改正均等法(両性均等)施行の直後だったのですが、どこもそのような状況で。男が営業、女が事務、、ってのは雇用者側も被用者側も、かなり固定観念が強いのかもしれません。今は変わっているかもしれませんが・・・。(2008/07/18)

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