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【1】記者発表会の前夜に考えたこと
語りたいビジョンは「価値と喜びを創造する会社」

  • 倉重英樹

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2008年8月1日(金)

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 新会社を創っていく時、創業者は何を考え、どう行動するのだろうか。会社のビジョンや社名の決定、資本金の準備、社員採用、ビジネスモデルや管理体制の確立、オフィスと情報システムの整備など、やるべきことはたくさんある。「ビジネスとテクノロジーのアグリゲーター」という新コンセプトの企業、シグマクシスを2008年5月に設立した倉重英樹が、10月からの本格始業に向けて日々思うことや活動の様子を、写真とともに綴っていく。

 「記者発表会? プレゼンできる時間は20分くらい? それで、皆の“想い”を伝えるのは無理だ」

 「記者発表会をやりましょう」と提案してきたスタッフに対する、私の最初の反応だった。記者発表会はせいぜい1時間が限界だから、私の持ち時間は20分程度となる。今回創る新会社シグマクシスに関しては、昨年来、数多くのディスカッションを重ねてきた。様々な人や企業の想い、知恵、そしてエネルギーを込めて生み出される新会社の姿を、そんな短時間で伝えられるわけがなかろう…、と正直思ったものだ。

記者発表の前日に、準備に追われるスタッフにふるまった寿司(撮影は筆者)

記者発表の前日に、準備に追われるスタッフにふるまった寿司(撮影は筆者)

 昔から報道関係者への対応には無頓着な人間であり、記事に露出するのも本当はあまり得意としない。まだなんら形になっていないビジネスを短時間で相手に正しく理解してもらうことなど、とてつもなく難しく思えた。とはいえどこかの機会で、新会社に込めた想いを世に問いたいという気持ちもあった。結局、伝えきれるかどうか不安を抱きつつ、最後は腹をくくって、5月20日に発表会を開催することを決意した。

 発表会の前日、5月19日の16時に関係者と、発表に使うチャートの最終調整をして段取りを確認した。19時頃、追い込みの準備に追われるスタッフを捕まえて、オフィスの地下の寿司屋から寿司を取って運んでもらい、部屋でスタッフと一緒に夕食をとった。その後、準備に舞い戻ったスタッフを残し、21時に独りで会社を後にした。

 記者発表で言いたいことは山ほどあるが、キーメッセージは1つに絞ろう。それは「コラボレーションで価値と喜びを創造する会社を創ります」ということだ。明日はこのビジョンを語ろう。そして、それはとても楽しい仕事だということも。これが前夜の最後に達した結論だった。

本当にエキサイティングなのはこれからだ

 翌5月20日、グランドハイアット東京で「株式会社シグマクシス設立記者発表会」を行った。未明から早朝にかけて、関東地方を豪雨が襲った日だ。過去を振り返ってみると、日本IBMからプライスウォーターハウスコンサルタント(PwCコンサルティング)に転じて会長に就任した時、日本テレコム(現ソフトバンクテレコム)の社長に就任した時、そして日本テレコムをソフトバンクに売却した時、それぞれ会見を開き、経営トップとして抱負を語った。だが、まだ出来上がっていない会社を「創ります」と宣言するのは初めての経験だった。

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