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左遷から返り咲き、信用回復するには

人の行かぬ道に花を咲かせよう

  • 西山 昭彦

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2008年8月4日(月)

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 仕事において、人との「信頼関係」を結ぶことは重要だ。しかし自分のミスにより、せっかく築いた信頼関係が壊れ、信用を失ってしまうこともある。

 仕事上で大きなミスを犯し、自分の信用を落としてしまった場合、仕事が回ってこなくなったり、異動や左遷などの“制裁措置”が待っていることもある。こうしたピンチから脱出して汚名返上し、信頼を回復するにはどうしたらいいのだろうか。

諦めない、ふてくされない

 何より大事なのは、そこで諦めてしまわないことだ。どんな境遇に立たされようとも、会社をクビになっていない限り、諦めさえしなければ返り咲きのチャンスはある。

 左遷され部署を移されてしまったのであれば、異動した部署で成果を出すことを考えればいい。自分のミスで会社に損失を与えてしまったのであれば、ミスした分を取り返し、さらに余るほどのヒットを出すことを狙う。

 もし制裁として移された先が、社内で「お荷物」扱いされている停滞部署だったとしよう。いい人材がおらず、全体的なモチベーションも低く、仕事はデイリーワークが中心となってしまっている。そこに異動になったからといって、自分のモチベーションを下げてはいけない。

 停滞している部署には、変革できる余地が山ほど残されている。そこを突いて、効率化を図れれば、部署に貢献できる。さらに、未解決の問題で、部門横断型で取り組まなければ進まない案件があるならそれを推進して、一発逆転を狙うチャンスにつなげることができる。人の行かない道に、花は咲く。

 もちろん、容易に事は進まないだろう。簡単に変革できることならば、とっくに行われているはずだ。目に見える成果を生むための企画力と、その承認を得るための交渉力、企画を実行に移す行動力、成果が認められるまで焦らずに待つ忍耐力の4つが不可欠だ。

 異動されることはなかったが、周囲の信頼は失ってしまったという時は、まずミスで失ったものは必ず取り返すつもりだという意欲を見せる。部署の責任者に、「自分の失態を潔く受け止めたうえで原因分析を行い、同じミスは二度と繰り返さない。もう一度チャンスが欲しい」と表明する。

 ただし、すぐに挽回のチャンスを求めてはいけない。失敗して信用を失った直後は、周囲の目は冷たく厳しい。功を焦っても、余計に反感を買うだけで、自分自身が消耗する。まずは、信用回復の下地を作る準備期間が必要だ。

 そこで、「1年以内にもう一度チャンスを下さい。それまでは下働きをします」と言えば、聞き入れてもらいやすくなる。その期間は、自分の覚悟を示す“禊ぎ”の時期になる。一度失った信用は、一朝一夕では回復しないから、焦る気持ちを抑制し、チャンスをうかがいながら、次に花を咲かせるための「仕込みの時期」だと考えて耐えるしかない。

人の面倒がる仕事を、黙々と実直にこなす

 皆が面倒だと思う仕事や、面白みのないデイリーワークこそ、率先して黙々とこなそう。つまらない仕事かもしれないが、それをこなす人は会社にとって必要だ。スタメンから外れてベンチから追い出されても、球拾いを黙々とこなしていれば、そこに存在価値はある。

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