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【2】社員も見に来るオープンな経営会議
新入社員に話した「3つの勇気」

  • 倉重英樹

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2008年8月8日(金)

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 「ブログ風のCEO(最高経営責任者)日記をお願いします」。本コラムを提案してきた編集者はこう言った。言わんとするところは分かったものの、いざ文字にしようとすると簡単ではない。「毎日あったことをそのまま書いて、読者の方は面白いのだろうか」と聞いてみた。

 編集者の返事は「面白いと思います。創業期のCEOが日々何をしているか、多くの読者は知らないでしょうから。ただ、毎回日記風というのも何ですから、ある回は1つのテーマについて詳しく書いてみてはいかがですか」という返事だった。そこで連載の第2回目は、ある1週間の様子を日記風に書いてみることにする。

2008年7月1日(火)
14:30 経営会議でマネジメントダッシュボードの設計

 前日からの1泊人間ドックから解放され、週に1度の経営会議に出席する。CEOの私やCOO(最高執行責任者)などマネジメント、パートナークラスのコンサルタントが集まった。この経営会議は文字通りオープンだ。役員室にこもるわけではなく、フロアの一角に集まり、片隅の白壁をスクリーンにして、必要な資料を投影し、議論する。オフィスに居合わせた社員は、この一角に寄ってくれば何の議論をしているかすぐ分かる。

 今日のテーマは、今後の経営会議で使用する「マネジメントダッシュボード」について。これは、シグマクシスを経営していくうえで何をマネジメントしたいのかという議論であり、ビジネスの設計思想そのものと連動する。当然、そのダッシュボードに必要な情報を集めるために、どのようなデータを、どのタイミングで、誰が、どのような手順で入力するのか、という情報システムの設計とも連動する。

 ビジネスプロセス設計の責任者、情報システムの責任者、パートナークラスのコンサルタントも交じえて、侃々諤々(かんかんがくがく)の議論となった。例えば「パイプラインマネジメント」の仕組みをどうするか。パイプラインとは、お客様の発掘、提案、受注にいたる一連のフェーズを指す。

 各フェーズの定義をしたうえで、それぞれのコンサルタントがパイプラインマネジメントのプロセスに準じて、フェーズごとの情報をシステムに入力する。その結果をマネジメントダッシュボードで一覧できるようにする。パイプラインをどのようなフェーズに分け、どのような情報を入れるか、売り上げ予測との切り分けをどうするか、こうした事柄も新会社を設計するうえで重要な点となる。

社内会議風景(撮影は筆者、以下同)

社内会議風景(撮影はシグマクシス社員)

 この日は、プログラムとプロジェクトを巡っても、大議論になった。ビジネスの数字を、複数プロジェクトの集合体であるプログラム単位で見るのか、個々のプロジェクト単位で見るのか、いろいろな意見が飛び交う。ふと見回すと、コーヒーを片手にした社員たちが集まってきて周囲の机に腰かけ、我々の議論を面白そうに聞いている。いつの間にか「拡大経営会議」になってしまった。

コメント3件コメント/レビュー

3つの勇気、早速手帳にメモしました。私は、噂好きな人、他者を責める事で自分の正当性を表そうとする人と共に働く経験を経て警戒心ばかりが強くなり、最近「人を信じる勇気」を持ちにくくなっていました。「自分をオープンにする勇気」も同様です。新卒採用の人が圧倒的に多く、尊重もされている会社に中途入社して働くにつれて、主流の人達との違いをあまり見せない方がうまくやっていける気がして、余計なことは話さない、私は私、人は人、という意識が強くなっていました。記事を拝読し、失いつつあった2つの勇気を少し取り戻したら成長できるかもしれない、試してみようと思いました。(2008/08/30)

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3つの勇気、早速手帳にメモしました。私は、噂好きな人、他者を責める事で自分の正当性を表そうとする人と共に働く経験を経て警戒心ばかりが強くなり、最近「人を信じる勇気」を持ちにくくなっていました。「自分をオープンにする勇気」も同様です。新卒採用の人が圧倒的に多く、尊重もされている会社に中途入社して働くにつれて、主流の人達との違いをあまり見せない方がうまくやっていける気がして、余計なことは話さない、私は私、人は人、という意識が強くなっていました。記事を拝読し、失いつつあった2つの勇気を少し取り戻したら成長できるかもしれない、試してみようと思いました。(2008/08/30)

CEO日記を楽しみに読んでいます。 倉重さんの新しいチャレンジに、こちらまでワクワクしている私です。 PwCCで倉重さんの下で働かせていただいた数年間は私のサラリーマン人生の中でももっとも輝いていた(?)と自負しています。そしてあの頃に教えていただいたビジネスとの、そして人との向き合い方をいつまでも忘れずにいようと思います。(2008/08/21)

現在はスペースがないからと言うことですが、やろと思えばホテルや貸会議室などでいくらでも非オープンにできるのに、経営会議を一般社員のいるオープンなスペースで実施してしまう「勇気」に感服しています。当然、会議のテーマがオープンでも構わないものだったからかもしれませんが、一般社員がいるといいたいこともいえない経営層が当社にはいます。「3つの勇気」は社員だけでなく経営層にも実践していただきたいと感じました。(2008/08/08)

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