• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

【36】りそなグループ 初の女性役員も誕生
女性同士の“壁”をなくすのが課題

  • 田村 知子

バックナンバー

2008年8月8日(金)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 2003年、持ち株会社りそなホールディングスの会長に細谷英二氏が就任して以来、りそなグループでは様々な改革が進んでいる。特に加速しているのが、女性社員の活躍支援だ。

 JR東日本から金融界に転じた細谷会長は、銀行が想像以上に男性主導の組織であったことに驚いたという。そして、「消費者・お客様の感覚を持つ女性の視点を生かさなければ、よりよいサービスは提供できない」「女性が活躍できる環境を整備し、組織風土を変えていくことが、企業価値の向上にもつながる」という考えのもと、2005年4月に「りそなWomen's Council(ウーマンズカウンシル)」を発足させた。

 「ウーマンズカウンシルは、女性の意見を経営に反映させることを目的に組織された経営直轄の諮問機関ではあるものの、私たちは業務としてではなく、ボランティアとして活動しています」と話すのは、りそな銀行田無・小平エリア小平支店お客さまサービス部長の近藤幸子さんだ。近藤さんは2007年5月から、ウーマンズカウンシル第2期のリーダーを務めている。

ボランティアで自由に提言するウーマンズカウンシル

福岡空港

りそな銀行田無・小平エリア小平支店
お客さまサービス部長の近藤幸子さん
(写真:山田愼二、以下同)

「業務として活動してはどうか、または専任の組織としてはどうかといった声も出ていましたが、仕事にしてしまうと、どうしても成果を求められます。自分たちが納得できるまで取り組むには、どの組織にも属さない独立的な立場で、自由に提言ができる今の形がいいのではないかと思っています」と、近藤さんは話す。

 メンバーは、職務・職階の異なる20~50代の女性社員で構成され、第1期は14人、第2期では17人のメンバーが活動している。毎月1度、休日の土曜日を利用して、大阪か東京で定例ミーティングを開催。朝は10時から夕方5時まで、女性社員のみならず、すべての社員が長く働き続けるための環境づくりやキャリア形成のサポートについて、活発に意見を交わす。

 「選ばれたいね! 働きたいね! 魅力あるりそなを目指します!」。これは、ウーマンズカウンシルが掲げるスローガンだ。お客様や就職活動をしている人たちに選ばれたい、社員の誰もがやりがいを持って長く働き続けたい――そんな願いの実現に向けて、第1期では主に様々な働き方の支援制度の拡充に取り組んだ。

 それまでは「子供が満3歳までを最長」としていた短時間勤務制度の対象を「小学校3年生まで」に拡大したほか、「社員・スタッフ転換制度」を導入した。これは、スタッフ社員(パートタイマー)から正社員への登用制度に加えて、正社員からスタッフ社員、スタッフ社員から正社員という、双方向転換を可能にした制度である。

 また、りそなホールディングスおよびグループ銀行で1年以上の勤務経験があり、結婚・出産・育児や介護などで退職した社員・スタッフ社員を対象に「JOBリターン(再雇用)制度」を新設。退職者の会「りそネット」も設立した。登録者に毎月1度メールマガジンを発行し、採用などに関する情報提供を行っている。

 例えば、妊娠や出産、介護といった理由により、正社員として従来の働き方が難しくなった場合、短時間勤務制度を利用して一時的に仕事量を軽減したり、社員・スタッフ間転換制度を利用してスタッフ社員として働くこともできる。スタッフ社員に転換した場合ややむなく退職した場合でも、JOBリターン制度や、社員・スタッフ間転換制度で復帰が可能など、個々の事情に合わせて柔軟な働き方が選択できるようになった。「これらの支援制度の拡充で、女性社員の離職率は低下しています」と、近藤さんは言う。

 近藤さんら第2期メンバーにバトンが託されてからは、主にネットワーク作りを中心とした活動が行われている。「第2期がスタートした際、自分たちは何を目的に活動するのか、何をすべきかといったことを、メンバー全員で徹底して話し合った結果、『りそなグループで働く誰もが、充実した毎日を送ってほしい』という意志統一ができました。そのためには、何かあった時に支え合えるネットワーク作りが大切だと考えたのです」

コメント0

「ダイバーシティーマネジメントに取り組む女たち」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

トランプ政権のここまでの動きはスロー。

ジョセフ・ナイ 米ハーバード大学特別功労教授