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女33歳、独身、仕事なし。
彼女が「幸福の迷宮」で見つけたものは

『Good Luck』の著者は言う、「幸福とは選択し、行動すること」

  • 田村 知子

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2008年8月19日(火)

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 家族も恋人も友人もなく、町外れの小さな工場で働きながら、自分の人生に充足感や希望も持てずに、ため息ばかりついて暮らしてきた主人公、33歳のアリアドナ。ついに仕事まで解雇され、絶望に打ちひしがれた彼女は、幼い頃から近づくことを禁じられていた「嘆きの森」に足を踏み入れる。そこは、人生の意味を見失った者が答えを求めてさ迷う「幸福の迷宮」だった――。

アレックス・ロビラ氏とフランセスク・ミラージェス氏の共著『幸福の迷宮』 (ゴマブックス)

アレックス・ロビラ氏とフランセスク・ミラージェス氏の共著『幸福の迷宮』 (ゴマブックス)

 アレックス・ロビラ氏とフランセスク・ミラージェス氏の共著『幸福の迷宮』 (ゴマブックス) が4月末に発売され、早くも国内で13万部を超えるヒット作となっている。

 アレックス・ロビラ氏といえば、世界75カ国以上、40言語で翻訳され、日本でも170万部を突破したベストセラー『Good Luck』(ポプラ社)の著者。ロビラ氏は米ヒューレット・パッカード、米マイクロソフトなどの企業をクライアントに持つコンサルティング会社の経営者で、MBA(経営学修士)を持つ経済学者でもある。

 ロビラ氏がレギュラーを務めるラジオ番組に、自己啓発に関する書籍を紹介するコーナーがある。ここに作家であり、セルフヘルプ書籍の専門家であるフランセスク・ミラージェス氏がゲスト出演し、意気投合した2人は親交を深め、本書の執筆へとつながった。

 「幸運は待つものではなく、自分で作るもの」というメッセージが込められた前作『Good Luck』に続き、『幸福の迷宮』では「人生とは何か、幸福とは何か」を、自身で考えるためのヒントが随所に散りばめられている。「幸福について書かれた本はたくさんありますが、私たちは『星の王子さま』や『かもめのジョナサン』のようなメッセージ性のある物語を作りたいと思っていました」とミラージェス氏が語るように、本書は人生や幸福についての洞察を与えてくれる。

著者のアレックス・ロビラ氏

著者のアレックス・ロビラ氏(写真:山田 愼二、以下同)

 「本書では、2つのメタファー(隠喩)を用いています」と、ロビラ氏は言う。1つは、アリアドナが迷い込む「迷宮」。そしてもう1つは、迷宮の出口へたどり着くために通る“迷宮の真ん中”へとアリアドナを導く「光の蝶」だ。

 ミラージェス氏は、こう説明する。「壁に囲まれた迷宮は、『苦しむ心』のメタファーです。人は恐怖心から迷宮の壁のような障害物を、自ら作ってしまいます。人生の意味を見失ってしまった者は、この迷宮の中でいわば巡礼の旅を続けますが、出口はほかでもない、自分の中心にあるのです」

 一方の光の蝶は「幸福」のメタファーだと、ロビラ氏は言う。「ギリシャ語では蝶のことを、魂を意味する言葉『プシケ』と呼ぶことがあります。魂を表す光の蝶は、迷宮の中で迷える人を、幸福へと導く羅針盤の役目を果たしています」

 両氏は近年、うつ病をはじめとする心の病が高まりを見せていることを懸念している。特に先進国ではその傾向が顕著であると、ロビラ氏は指摘する。「経済成長率が高まるにつれ、人々の心は貧しくなっています。私たちは、GDP(国内総生産)など富を計る指標は持っているものの、心の豊かさを計る指標は持ち合わせていません。ここに、大きなパラドックスがあるのです」

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