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【4】プログラムかプロジェクトか? CEOとディレクターが大議論

「できるかできないか」ではなく「やるかやらないか」が問題だ

  • 倉重英樹

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2008年8月29日(金)

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 新会社を創るために、やるべきことは山のようにある。はじめに経営ビジョンを描き、それを実現するために、どういう会社にすべきか、“設計”していく。お客様(マーケット)を対象に、どのような商品(ソリューション)を、どのような手順(ビジネスプロセス)で提供(デリバリー)するのか、それぞれ設計する。
 
 当然、お客様に商品を提供する組織(フォーメーション)とツール(情報システム)が必要だ。さらに、ビジネスプロセス、組織、情報システムを通して価値を生み出す“人財”を支援しなければならない。それには、人事制度(プロフェッショナル制度)と、彼ら彼女らのパフォーマンスをサポートする環境(ワークプレイス)が不可欠だ。これらはすべて、ビジョン実現という一つの目的に向けて、互いに関連しあって機能するものであり、会社創りはこれらを梁のように組み合わせ、組み立てていく作業となる。

 これまで、「お客様やパートナーとのコラボレーションで究極の価値と喜びを創造する会社」という、シグマクシスのビジョン(連載第1回の記事参照)と、それを具現化した社名(ブランド)をつけるまで(連載第3回の記事参照)について書いてきた。

 今回は、「ビジネスプロセス」のことを書いてみたい。カタカナ用語が多く気軽な日記とは言えない内容になるが、新会社の肝の部分なので、おつき合いいただければと思う。

プロセス担当ディレクターがCEOに意見

 「シグマクシスのビジネスプロセスの軸は、“プログラム”だ。“プロジェクト”ではない」

 「プログラムを軸にすると、管理の単位があいまいになって収益予測にブレが出るリスクが残ります。ビジネス展開においてプログラムの視点は大事ですが、管理の側面からいったら、やはりプロジェクトを単位にして一つひとつ積み上げてみていかざるを得ないのではないでしょうか」

 「プロジェクト単位の管理をしないとは言っていない。それなしではビジネスマネジメントはできないのだから。視点の軸をプログラムに据えて、プロセス全体を動かすにはどうすればよいかをまず考えてくれと言っているのだ。こじんまり無難にまとめようとするな」

 「でも、どこかにマネージできないリスクは残りますよ。それでもいいのですか?」

 「いいか悪いかの議論じゃない。プロセスは当社のビジョンをサポートするものの1つだ。お客様の経営者や事業責任者とのコラボレーションを目指すなら、社内プロセスもプログラムに軸をおいて設計していく必要があると言っているのだ」

 …これは、シグマクシスの社内会議における一コマだ。シグマクシスのビジネスプロセスを設計するにあたり、CEOの私と、ビジネスプロセスを設計し管理する責任者のディレクターとで激しい議論になった。怒鳴ることなど滅多にない私だが、興奮すれば声は大きくなるし、顔は赤くなる。立ったまま、説明のために手書きしたフリップチャートをバンバン叩く。だがディレクターの彼女も負けておらず、同じくらい顔を真っ赤にして私に反論し続ける。

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