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【第28回】社内恋愛の衰退で“結婚氷河期”到来
新たな「お嫁さん候補」は派遣社員?!

  • 白河桃子

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2008年8月27日(水)

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 前回は、商社の事務職OLの社内恋愛についてお話しした。今回も引き続き、彼女たちアラサー(Around30=25~35歳)世代の恋愛、結婚事情について見ていく。

 1994~2004年頃。就職氷河期にあたる時期に就職したアラサー世代が、今「結婚氷河期」を迎えている。なぜなら就職氷河期によって「社内結婚」のチャンスが失われたからだ。

 「社内で結婚相手を探すなんて…」と馬鹿にしてはいけない。何しろ日本の「皆結婚制度」を支えたのは、企業の「社内出会いシステム」なのだ。「日本労働研究雑誌」によれば、1970年代からは、3組に1組が社内結婚だった(同誌2005年1月号「職縁結婚の盛衰と未婚化の進展」岩澤美帆、三田房美より)。

大量の「お嫁さん候補」がいなくなった時代

 就職氷河期には、新卒の男女が「会社」という囲い込みの中に大量にそして順当に「入社する」ということがなくなった。特に正規雇用の事務職OLという、かつての「社内集団見合い」という制度を支えた「お嫁さん候補」の採用がなくなったのだ。

 女性にとって、「就職活動」=「結婚活動」の時代は完全に終わったのである。女性たちは「結婚相手を探しに」会社に来るのではなく、「仕事をしに」出社するようになる。そのモチベーションの違いは大きい。

 「社内の男性に対しては、仕事仲間というか、“男同士”みたいな雰囲気になってしまうんですよね」と、総合職女性たちは言う。一方で男性の、「会社の同僚に女性はいるけれど、彼女たちは“結婚相手”という感じじゃない」という声もある。

 厳しい就職氷河期を潜り抜けた男女たちは、お互いにライバル同士のようなもの。男性も優秀だが、女性も優秀だ。「能あるタカは爪を隠す」が、それまでの日本の女性たちにとって重要な「恋愛の奥義」だったが、同じ仕事場では、男性に対しても「能」を見せないわけにはいかない。

 また成果主義の導入で、職場には「仕事以外」で社員同士が関わるチャンスも減った。いわゆる「クラブ活動」や社内旅行も、以前に比べて減ってきている。

 「会社に余裕がない。女性と話しているだけで、チャラチャラしていると見られてしまう」と語るのは、あるバブル世代の社員だ。90年代前半とは空気感が違う、と言う。

 そんな中、正規事務職社員の代わりに新しい「社内恋愛の相手」として浮上してきたのが「派遣社員」である。
 
 「最近、社内の独身男性の結婚相手の第1位は、社内の女性から“ハケンさん”に変わりました」と、某大手通信企業の総合職女性が証言する。安定した大企業である彼女の会社では、派遣社員の女性と結婚する男性社員が多いという。かつての囲い込まれた「お嫁さん候補」の正社員の座に取って代わったのが、派遣社員というわけだ。

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