9月16日火曜日、朝9時半から「コーポレート責任者ミーティング」に出た。この会議は、コーポレート部門(いわゆるバックオフィス部)を統括する富村隆一取締役マネージング・パートナーがオーナー(主宰者)で、コーポレート部門のリーダーたちに加え、垣原弘道COO(最高執行責任者)とマネージング・パートナー(経営に携わるコンサルタント)全員が集まる。会社を支える制度やビジネスプロセスなど「経営プラットフォーム」の運営について情報を共有したり、テーマを決めて議論する場である。今は会社作りの重要な時期なので、CEO(最高経営責任者)の私も参加している。
ここで、当社を支える会議体をご紹介しておこう。コーポレート責任者ミーティングのほかに、「パートナーミーティング」がある。この会議体のオーナーシップは垣原COOが持っており、パートナーと呼ばれる、お客様に対面しているコンサルタントのリーダーが集まって、ビジネスの進捗や状況について情報を共有し、議論する。つまり、この会議の内容は、私たちが提供するサービスそのものにフォーカスしたものとなる。「コーポレート責任者ミーティング」と「パートナーミーティング」の出席者は部分的に重なる。
一方、CEOの私は「経営会議」のオーナーを務めている。これは名称通り、経営の意思決定をする所で、垣原COO、富村取締役など、経営幹部が出席し、経営に関わる重要事項や先に述べた2つの会議体から上がってきた事柄について、意思決定をしている。
会議で気になった「言葉の定義と位置づけ」
コーポレート責任者ミーティングに話を戻そう。最近のミーティングでは、会社の運営(オペレーション)をより精緻に進めるために作られた各種ドキュメントに関する報告やレビューが頻繁に行われる。5月に創業して以来、コーポレート責任者たちが猛烈な勢いで作ってきた、プロフェッショナルを支える人事制度やビジネスプロセスの導入が進み出し、それらの一部は情報システムとして実装され、動き始めている。並行して制度、プロセス、システムに関するドキュメントが整備されているわけだ。
だが、私は最近のコーポレート責任者ミーティングで、あることがずっと気になっていた。それは「言葉の使い方」だ。16日の会議でも、やはり引っかかった。例えば、ある部門の責任者が「XX規定を作りました、レビューしてください」と言ってくるのに対して、別の部門の責任者は「今月末、YYルールを整理してアナウンスします」と報告する。「規定? ルール?」とつぶやいていると、さらに別な責任者が「ZZガイドラインを作成中です」と言い出す。結局「規定」「ルール」「ガイドライン」といった言葉の定義と位置づけをそのつど確認しなければならない。
「規定」「ルール」「ガイドライン」というのは、話を分かりやすくするための例で、実際の会議では、もっと様々な言葉を巡って、定義や位置づけを確認している。言葉使いが異なるのは、コーポレート部門のメンバーの出身母体がコンサルタント職と同様に、様々だからだ。彼ら彼女らが使う言葉には、それまでの経験や習慣が反映されている。
会議に提出されたドキュメントの中身が悪いというわけではまったくない。当社のビジョンに共感して集まってくれたメンバーなので、困難なチャレンジにも厳しい時間的な要請にも果敢に立ち向かう、馬力のあるコーポレート部門が形成されており、ドキュメントをよく見れば、きちんと目的を明確にして横の部門との密接な連携のもとで作られていると、はっきり分かる。
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