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上司を冷ややかに見る、自分の意見が言えない、同僚の悪口を言う部下

こんな行動は上司から嫌われる(2)

  • 西山 昭彦

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2008年10月20日(月)

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 前回に引き続き、上司から不評を買う部下の行動を具体的に見ていく。

 自分を中心にして行動してしまいがちな部下と異なり、部署全体を管理する立場の上司は、全体を見て、仕事を円滑に進めることが役割として求められている。そこで、チームワークを乱す行動や職場の雰囲気を悪くする行動は、当然ながら問題視される。

 ここでは、職場では「勝手な振る舞い」と判断されがちな問題行動を4つ紹介しよう。

上司を見下して、冷ややかな態度を取る部下

 自分が「できる」と思っている部下は、「自分よりできない」と思う上司のことを心の中で軽蔑して、つい冷ややかな視線で見てしまう。もちろん、露骨に嘲ったりするようなことはせず、礼儀正しく丁寧な敬語で話すだろう。しかし、心中の冷ややかさが行動の端々に表れ、上司には「よそよそしさ」を感じさせてしまう。

 これは、「恨みを買わずに縁を切る」の回で述べた、「相手と距離を置きたい時の行動」を部下が取っているからだ。

 部下としては、「できない」上司に媚びたくないのだろう。しかし、毎日顔をつき合わせる上司との縁は、切りたくても切れるものではない。部下の態度が匂わせる自分への感情は上司にも伝わるから、結果としてお互いに冷たい関係に突入する危険をはらんでいる。

 人間関係には相性があるので、「合う・合わない」は確かにある。上司と合わず、かつ自分を「できる」と思っている部下ほど、こうした態度に出がちだ。しかし、肝心なことが見えていない。人の評価には感情が入っているので、その分減価する。上司との冷戦が始まれば、チーム内に不協和音が生まれる。結果、自分の仕事にまで悪影響をもたらしてしまうのだ。

 上司をよく思っていないと周囲に匂わせてしまう時点で、賢い部下とは言えない。真に「できる」部下なら、上司を「できない」「使えない」と思っても、軽蔑するのではなく、「どうすれば使えるか」を考えるものだ。

 もし「できない上司」でも、使いどころがある。大きなプロジェクトの契約に同行してもらう、トラブルが起きたら矢面に立って謝罪してもらう、同僚に注意してほしい時に、角が立たないように上司から言ってもらうなど、上司が登場した方がうまくいく場面で活用すればいいのだ。そういう「できない上司をうまく動かして使う方法」を考えられるようになることだ。

自分の意見が言えない部下

 「何をしたいのか見えない」部下も、上司は扱いに困る。例えばうまく自分の意見を言えない部下などは、その典型例だ。

 思っていることを上司や同僚にうまく伝えられず、会議で進んで発言することはない。大きな声の人に飲まれてしまい、自分をうまく表現できない。意見を促しても、口の中でモグモグと言っている。

 筆者が見てきた中では、こうした気の小さい人で、酒を飲むと豹変する人がいた。酒の力で気が大きくなるのか、勤務時間内とはうって変わって、大きな声を出して酔っぱらう。しかし次の日になると、前日の行動を恥じるようにさらに小さくなってしまう。

 結局、このタイプは、自分を抑えすぎてストレスがたまっているのだろう。タガが外れると、それが爆発し周囲を驚かせる。その失態を恥じて、翌日には殻に閉じこもるという悪循環を生んでいる。

 気が小さいこと自体が、問題なのではない。それが要因で態度がおどおどしていたり、自分の意見が言えなくなることで、上司からは「こいつに交渉事は任せられない」と判断されてしまうことが問題だ。仕事には何らかの交渉が欠かせないので、多くの仕事のチャンスを失ってしまう。与えられる仕事が、雑務などのデスクワークなどに限定される恐れがある。

 本人が「人と関わらない仕事」での活躍を望んでいるのなら問題はないが、そうでない場合は、さらにストレスがたまる。「気の小ささ」は性格によるものなので、一朝一夕に変わることはできないだろうが、性格なので仕方ないと諦めてしまえば、それなりの扱いしかされない。

コメント4件コメント/レビュー

はじめまして。「できない上司」でも、使いどころがある。という点について、質問がございます。何の矢面にも立ちたくない、何の責任も持ちたくない、誰に対しても、角が立つような立場にはなりたくない、という上司は、どのように使えばいいのでしょうか?そういった方に限って、自分に降りかかるリスクは、異常に敏感で、よく逃げられます。(2008/10/20)

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いただいたコメント

はじめまして。「できない上司」でも、使いどころがある。という点について、質問がございます。何の矢面にも立ちたくない、何の責任も持ちたくない、誰に対しても、角が立つような立場にはなりたくない、という上司は、どのように使えばいいのでしょうか?そういった方に限って、自分に降りかかるリスクは、異常に敏感で、よく逃げられます。(2008/10/20)

30歳目前の女性です。上司を冷ややかに見る部下。周りの女友達にいるいる!と思って拝読しました。いつも愚痴を聞かされることが多く、「でもあなた自身、もっとうまく上司にアプローチしたら?」と内心思っていました。「上司をうまく使ってこそ賢い部下」との記述に胸のつかえがとれてスッキリしました。彼女たちにもぜひ読んで欲しいと思いました。(2008/10/20)

「こういう上司が駄目だ」と言う記事が多い中、「こういう部下は駄目だ」と言う記事を読むとわが身に当てはまるところが多すぎてグサグサ来ます。でも時折会社が自分を雇ってくれている現実に感謝する機会は必要だと思うのでグサグサ来ながらも何度も読み返しています。(2008/10/20)

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三品 和広 神戸大学教授