• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

【第31回】女性が結婚できない3つの理由(その2)

子育て中は男性に“養ってもらえる”のか?

  • 白河桃子

バックナンバー

2008年10月15日(水)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 前回、「結婚したいのにできない」という女性が必ず口にする3つの言葉を紹介した。
1)「引っ張っていってくれる男性がいい」
2)「(結婚して)子供ができたら、しばらくは子育てに専念したい」
3)「(相手と)自然に出会いたい」

 この3つの言葉が女性を結婚から遠のかせている原因になっているわけだが、今回は2)の「(結婚して)子供ができたら、しばらくは子育てに専念したい」について解説しよう。

 「当たり前のことじゃない?」「母親が子育てしなくてどうする?」「もちろん大歓迎」という空気は、とても感じる。特に男性からは…。しかし今、この願望が多くの女性たちの「結婚」を阻害しているのではないだろうか? 

仕事が多忙な女性ほど、両立を諦める傾向に

 今どき「専業主婦になりたい、家庭の中だけに閉じこもっていたい」という女性は少ないだろうし、男性だって「家で待っているだけの妻はイヤだ」という人が増えてきた。しかし子育てとなると、男女ともに意見は一致している。「子育てはやっぱり母親メインで」ということだ。

 そして、「子育て中の2~3年、または小学校に入るまでの6年間ぐらいは子供のそばにいたい」と願う女性は、まだまだ多い。何よりも子育てと仕事を両立している先輩たちの孤軍奮闘ぶりを見て「私には、とてもあんなふうにはできない」と腰がひけてしまうのだ。

 さらに、仕事と育児を両立させたいと思うかどうかは、仕事へのモチベーションによるところが大きい。両立しているママたちは、「その仕事が好きだ」「仕事を辞めたくない」という気持ちが強い。それを見て、仕事に対するモチベーションが低い女性の場合は、「私の場合、それほどやりたい仕事でもないし…」と、さらに消極的になる。

 「両立あきらめ組」は、今バリバリ仕事している20代女性たちの中にもいる。

 先日、立て続けに営業の女性たちを取材した。誰もが「今の仕事が好き」「毎日、日付が変わるまで仕事をして、営業成績ナンバーワンを続けている」「やりがいがある」と口を揃える。しかし同時に、「今の仕事が結婚や子育てと両立できるとは思えない」「結婚、妊娠したら、即退社しかないと思う」という。

 ある女性は新卒で入社して半年でトップ営業となり、3年トップを続けたが、燃え尽きて転職した。ベンチャーで、営業力が有名な会社だった。転職の理由は、「ワークライフバランスを求めて」。別の女性営業職の女性も、29歳で転職した。

 「前のままの仕事では、結婚も子育ても無理。それどころか、恋愛する余裕もない。もう体調を壊すほど十分に仕事したから、もう少しのんびり働けるところに移って、結婚や将来のことを考えていきたい」

 こちらはまさに、「婚活転職」である。無理な仕事がたたって、体を壊して辞める女性も決して少数派ではない。20代の優秀な営業女性たちは、「30歳まで」と自分の今の仕事の限界を見ている。悔いが残らないようにバリバリ仕事をして、30歳になったら結婚して、出産したら辞める…。漠然とそんな未来を思い描いている。

 女性たちの働き方は、まだまだ短距離走。全力疾走して、太く短く燃え尽きる100メートル走モデルなのだ。

コメント9

「白河桃子の「“キャリモテ”の時代」」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

意外なことに、伝統的な観光地が 訪日客の誘致に失敗するケースも 少なからず存在する。

高坂 晶子 日本総合研究所調査部主任研究員