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女の幸せは、収入で決まる?!

不安定な時代をサバイバルするには

  • 岸本 洋美

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2008年10月28日(火)

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 「女性の幸せは、収入で決まると思いますか?」

今発売中の「日経WOMAN」11月号の特集、「『お金と幸せ』ハッピー★セオリー」で行ったアンケートで、この質問をしてみたところ、「はい」と答えた女性は37.9%。その理由として、「自立してある程度の余裕を持って暮らせる収入がないと、心の平穏を保てない」「美容や自分磨きにかけるお金の差が、女性としてのレベルの差につながり、結婚でも差が出る」といった意見が上がった。

 女性の幸せは、本当にお金で決まるのだろうか?

年収800万円よりも120万円の方がハッピーな理由

 組織人事コンサルタントで、慶応義塾大学大学院教授の高橋俊介さんによれば、「収入と幸福感の相関関係を調べたデータによると、世帯年収700万円までは、幸福感は右肩上がりでした」と言う。実際に日経WOMANのアンケートでも、年収800万円以上の女性は「仕事満足度」「ワークライフバランス度」のいずれも、それ以下の年収の女性よりも数値が高かった(アンケートによる読者の平均年収は406万円、平均年齢は32.1歳)。

 しかし、年収800万円以上の女性と100万~200万円の女性それぞれにアンケートをとると、「幸せ」と答えた割合は「800万円以上」が84%、「100万~200万円」が78%で、大きく差がないことに驚かされた。

 「お店を持つのが夢。今の仕事は生活雑貨店での販売です。年収は120万円と高くありませんが、将来のための経験、勉強の時期と思っているので苦になりません」(25歳・小売・販売)と話す“年収200万円以下のハッピーさん”がいる。その一方で「抱えているプロジェクトの関係で残業の毎日。以前はこだわりを持っていたことも、時間的、体力的に妥協しなければならず、仕事にやりがいも感じません。休日は寝るだけの日々。自分の人生はこれでいいのか、と不安です」(38歳・IT・ユーザーサポート)という、“年収800万円以上のアンハッピーさん”もいる。

 「大切なのは、『生涯働き続けることができる力』。現在の収入が低くても、長い目で見たキャリアプランを持ち、そのために努力していれば、将来は年収も上がる可能性が高い。それが『稼ぎ力』につながり、幸福感も高くなります」と高橋さんは言う。

 逆に年収が高くても、「このペースでは、働き続けられない」「今の仕事を一生続ける気にならない」など、現在の頑張りが将来に結びついていないと、幸福感は得られない。「幸せ」のために必要なのは、自分の力で生活していかれる「稼ぎ力」をつけることと、そのために必要なキャリアプランを持つことなのだ。

貯蓄の目的は“万一の備え”と“老後資金”

 「結婚したら仕事を辞めるつもりでいましたが、気がついたら36歳。今はつき合っている彼もいず、一生ひとりかもしれないと思うと、この仕事で食べていかれるのか悩んでしまいます」(36歳・金融・事務)

 「地元では正社員採用に積極的な企業が少なく、短期雇用の派遣社員として数カ月働いては次の仕事を探す、という状況です。年収は180万円。今は実家暮らしだけど、両親に何かあったら…と思うと不安です」(30歳・保険・事務)

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