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「よりよく」よりも、「ほどよく」生きよう

「輝く自分」を目指さない

  • 深澤 真紀

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2008年12月4日(木)

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前回に続き、連載「自分をすり減らさないための人間関係メンテナンス術」著者の深澤真紀さんに、「人間関係をメンタルではなくメンテナンスで考える」という新しい発想についてお聞きする。

(聞き手:日経ビジネス オンライン編集委員 大塚 葉 構成:橋中 佐和)

―― 前回は「部下と相性が合わない時」、「『お客様は神様』ではない」、「『今どきの若いヤツ』は本当にダメか?」と、連載中に読者の方の関心が高かったキーワードをふり返りました。このほか「無理せず、自分を大事にする」もよく読まれました。

 連載を通して一番印象に残ったのは、「そこそこほどほど」というキーワードでしたが、読者からも「これは、自分を追い込み過ぎず自然体で生きるということですよね?」といったコメントを多くいただきました。

深澤 日本では、高度経済成長期からバブル期には「よりよくなろう」「昨日より今日、今日より明日の方が豊かになる」「右肩上がりに成長する」ということが当たり前のように信じられていました。

深澤真紀さん

深澤真紀さん (写真:花井 智子、以下同)

 私もバブル末期の91年に就職していますから、「給料はこの先ずーっと上がっていく」と思っていましたし、「30代でマンションを買って、40代では別荘くらい持てるかな?」という脳天気なイメージすら持っていました。

 ところがバブルがあっという間に崩壊し、「よりよくなるってことは、もうないんだ」と分かったし、そもそも「よりよく」というのが必ずしもいいことではなかったと気づいたんです。

 まだ十分に使える物をどんどん捨てて新製品に買い替えたり、外食産業も変な空間デザインばかり凝っていたけど料理はまずいとか、冷静に思い直してみると、高度経済成長期やバブル期ってそんなに幸せな時代ではなかった。エコロジーの視点で考えてもよくないですね。

 また当時はユニクロのように「安くてクオリティーもそこそこ」という物はなくて、たいていは「安い物は粗悪な物」でした。学生時代は一人暮らしをしていましたが、いい物は高いし安い物は悪い。そこそこの物がなくて、けっこう苦労しました。

 タクシーもなかなかつかまらなかったですし(笑)。バブル期は派手な時代でしたが、今思うといい時代だったとは思えないですね。「よりよく」を目指した時代がそれほどよくなかったと気づいた時、これからは「ほどよく」ぐらいでいいんじゃないかなと思うようになったんです。

―― 「よりよく」より「ほどよく」ですか。なるほど。

目標が「そこそこほどほど」なら大ケガはしない

深澤 「ほどよく」を目指すのも、本当はすごく難しいことです。ダイエットでも、体重を落とすこと自体は実はそんなに難しくない。でも、落とした後の体重を維持するのが難しい。そもそもダイエット中は「1週間前より1キロ減った!」と数字で見えるから楽しいんですけど、それを維持することはあまり楽しくないと思ってしまう。

 でも、人生なんてそんなに面白くなくていいんですよ。去年よりも年収が100万円上がったとか、車のグレードがCからSになったとか、そういうことっていずれは天井をついてしまうわけですから。

―― 成長し過ぎなくていいんですね。

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