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【第34回】ネット恋愛、私は「本命」なの?「複数交際」はアリ? 

日本人は理解しにくい、米国の「カジュアル恋愛」

  • 白河桃子

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2008年12月17日(水)

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 「日米「婚活」対談~こんなに違う、ネット恋愛・結婚事情」の回でもお伝えしたが、『ドット・コム・ラヴァーズ―ネットで出会うアメリカの女と男』の著者である吉原真里さんと対談させていただいた。

 ドット・コム・ラヴァーズとはうまいネーミングだが、この本は吉原さんがインターネットマッチングサービスを提供する「マッチ・ドットコム」で出会った男性20人との、交際の記録である。

 吉原さんは米国育ち、日本で東京大学を卒業後再び米国に戻り、現在もハワイの大学で教壇に立っている。外見も日本語の話し方も日本人そのものだが、考え方など“中身”は米国人女性と言っていいだろう。彼女が本書を書いたのは、交際した米国人男性たちの描写を通じて、生の米国文化や社会の一端を表現したいという気持ちからだったという。

 私にとっては、長年の謎~日本の恋愛サイトと米国の恋愛サイトの使われ方や意識の違いや、日米の恋愛、結婚観の違い~を解明する意味で、とても興味深い1冊だった。私の取材してきた日本版の“ネットラヴァーズ”、主にネットで婚活中の人や、結婚相手を見つけた人たちと、米国のドット・コム・ラヴァーズたちの違いは、まさに日米の恋愛観の違いにほかならない。

「カジュアルな恋愛」の段階

 米国の恋愛は「カジュアル」→「コミットメント」→「ステディ」→「エンゲージ」→「結婚」と進んで行くようだ。では、英語で「カジュアルな恋愛」「カジュアルなつき合い」と言う時の「カジュアル」とは、どういう関係を指すのか? 

 米国では、恋人が欲しいと思ったら、まずカジュアルなつき合いができる異性を探す。その手段として、パーティーや友人の紹介や職場での出会いと同じように、2000年くらいからインターネットもぐっとメジャーになってきた、と本書では言っている。それ以前は、「インターネットで相手を探すのはモテない人」という、マイナスのイメージがあったそうだ。

 カジュアルなつき合いとは、「お試し期間」である。だから、その間に他の人とつき合うのもよし。吉原さんの本によれば、米国人はこの「カジュアルなつき合いの期間」を、結構長く楽しむ傾向にあるようだ。こうして長い時間をかけて段階を踏み、将来のパートナーを見極め、その間の恋愛の楽しみは人生の喜びや醍醐味の1つとして大きなウェイトを占める。

 吉原さんの体験では、ネイサンという料理研究家の男性と「数カ月間、週1回はデートをし、互いのアパートに泊まり合い、料理を作って食べる」ようなつき合いをしていたが、この関係もまだ、「カジュアルなつき合い」のうちに入っている。しかしこの感覚がどうも日本人、特に女性には苦手なようだ。この段階で、日本人の意識は全く違う。

 「私と毎週デートしていて、いろいろと思わせぶりなことを言っているのに、彼はいまだに毎日ネットにアクセスして(デートの相手を探して)います。私が本命ではないのでしょうか?」

 ある、ネットの婚活サイトで活動中の女性からこんな相談を受けたことがある。そのサイトでは、アクセス回数が多い人ほど、名前が上位に上がる仕組みになっている。熱心な活動者ほど目立つ仕組みなのだが、それがアダになることもある。

 彼女と彼とは、そもそもこの婚活サイトで知り合ったのだが、つき合うようになってからもそのサイトに毎日アクセスして、彼の動向をチェックしている。「彼はもう私とは、サイトを通じないで携帯で連絡を取って、個人的にデートもしている。それなのに彼は、また新しい女性とメールのやり取りをしているのではないか?」…。そんなふうに、疑心暗鬼になってしまうのだ。

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