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【最終回】「会社を創る」のは社員一人ひとりである

改めて振り返る、新会社創りのポイント

  • 倉重英樹

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2008年12月19日(金)

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 「新会社を創る!」と題した本欄の連載を引き受けた際、私はある重要事項を確認せずに執筆を始めてしまった。それは「いつまで続けるのか?」ということである。あらゆる仕事には始めと終わりがある。ゴールを決め、それに向かって知恵を絞り邁進する、というのが私の流儀なのだが、この連載についてはゴールを当初意識しなかった。

 そもそもコラムをウェブサイトに連載する、というより、毎週の締め切り日までに何か文章を書いて担当編集者に提出する、といった作業が具体的にどのようなものか、さっぱり分からなかった。仕事を理解していなかったのだから、ゴールの設定どころではない。

 「日記風コラムのオンライン連載?」と首をひねる私を見て、担当編集者と当社の広報担当者は「とにかくやってみてから、あれこれ考えましょう」と示し合わせたように言った。毎週更新という頻度も彼らが決めた。担当編集者が「CEO(最高経営責任者)の日記ですから、週に1度は更新しないと変でしょう」と言ったからである。

 彼らに背中を押され、新会社を創る忙しい日々の中、毎週コラムのネタを考え、原稿を書き、校正するという全く新しい仕事を何とかここまで続けてこられ、今回で20回目を迎えることができた。これだけの回数を重ねてみて、ようやくコラムの連載に慣れてきた自分がいる。書きたいことも、自分から自然と出てくるようになってきた。「コラム連載?」と聞いた当初の違和感は、今ではない。

改めて新会社創りのポイントを振り返る

 だが、仕事内容が分かってくると改めて、「いつまで続けるのか?」ということが気になってきた。また、言葉にこだわる性格なので、「倉重英樹のCEO日記『新会社を創る!』」という、編集者がつけてくれた題名にもいろいろと思う点が出てくる。

 まず、「新会社」という言葉だ。今年の5月に誕生したシグマクシスはもはや新会社ではないということに気づく。「設立から7カ月なら、通常はまだ新会社でしょう」と言ってくださる読者もおられるかもしれない。だが、新年で200人を超える規模となる当社を新会社と自ら呼ぶにはためらいを感じる。

 次に「倉重英樹」が「創る!」という点にひっかかる。確かに、当社の経営ビジョンや事業コンセプトは私が考えたところが大きいが、今や経営者の私や経営陣だけではなく、社員たちがイニシアチブを取ってこの会社を創っている。

 以上のように考えていたところ、11月中旬に担当編集者に会う機会があったので、「いつまで続けるのか」と初めて聞いてみた。すると彼は「新会社のスタートダッシュに合わせて、連載も毎週更新と全力疾走していただきましたが、ずっと走っているわけにもいきませんね」と答えた。そこで「来年になっても、まだ新会社を創っています、というわけにはいかんだろう」と言ったところ、彼は「新会社を創る、という枠組みは年内で一回締めくくりますか」と提案してくれた。

 というわけで、今回が本欄の2008年最後のコラムであり、連載もいったん終了させていただく。この2008年は私にとっては、かつてないほど密度の濃い1年だった。これまで「新会社を創る!」というテーマで、創る過程において私が思ったり感じたりしてきたことをあれこれ書いてきたが、締めくくりとして、新会社創りのポイントを時系列に沿って振り返るとともに、「社員たちがイニシアチブを取って創っている」現在の状況について書いてみたい。

設立前から会社を設計
 シグマクシスの設立準備が本格化し始めたのは、今年1月であった。当社の株主となってくれた三菱商事とRHJインターナショナル(RHJI)からメンバーが選出され、設立準備を支援してくれるビジネスパートナー各社のメンバーとともに「新会社設立準備プロジェクト」を正式にキックオフしたのが2008年の年明け早々だった。

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