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【3】「スイーツ(笑)女子」と「モテない系女子」

「モテ女性誌を信仰する」女と「モテなくてもオリジナルでいたい」女

  • 深澤 真紀

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2008年12月26日(金)

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 「スイーツ(笑)」という言葉をご存じでしょうか。

 去年あたりからインターネットで流行り、2ちゃんねる検索を運営する「未来検索ブラジル」が主催する「ネット流行語大賞2007」では、銀賞に選ばれました。とはいえ、私の周りのメディア関係者でも知らない人も多かったので、局地的な流行語かもしれません。

 女性誌では今や、デザートなどの甘いものはみんな「スイーツ」として紹介していますよね。和菓子ですら、「和スイーツ」と言い換えられています(「和菓子」のままの方がいいとは思いますけれど)。

「和菓子」ではなく「和スイーツ(笑)」

 このような女性誌がよく使う、「おしゃれで素敵なキャッチコピー」に踊らされるような女性たちを「スイーツ(笑)」と表現し、インターネット上で揶揄するようになったのです。ネット上では揶揄したい対象に「(笑)」をつけるという文化もあるので、「スイーツ」に「(笑)」をつけて表現しているのです。

 例えば「セレブなアラフォーが和スイーツで贅沢時間」とか、「オーセンティックな癒やしの空間でアロマを楽しむ」とか(適当に書いてみましたが)、こういう女性誌のコピーに影響されやすい女性を揶揄しているわけです。
 
 このように、女性誌文化にはまっている女性が「スイーツ(笑)女子」です。「モテ」を重視しているのはもちろんのこと、「自分探し」とか「癒やし」とか「本当の自分」とか「ポジティブなこと」も好きです。
 
 こういう女性たちは、もちろん自分のことを「スイーツ(笑)女子」とは思っていません。

 前回紹介した「ごっつぁん女子」とも、非常に近い価値観を持っていると言えるでしょう。

 ちなみに、私が「スイーツ(笑)」言葉であまり好きではないのは、「コロニアル風」です。「南の島のコロニアルな風に吹かれて、新しい自分に出会う」などというコピーを女性誌などでよく見かけますが、「コロニアル」とはもともと「植民地」の意味ですから(建築様式を表す用語として一般的になったとはいえ)、「植民地」を「素敵」の記号にするのには、いささか抵抗を感じます。

男性誌にも波及するスイーツ(笑)化

 若い女性に取材して「女性誌ってたくさんの不思議なカタカナ語があるけど、意味分かります?」と聞いてみると、だいたい「あまり分からないこともあるけど、雰囲気で読んでますねえ」と答えます。

 一方で、「シロガネーゼ」(白金在住の素敵な女性の意味)などに始まった「○○ネーゼ」、「着回しテク」(手持ちの洋服を上手に着回すテクニック)などの「○○テク」などのような、分かりやすい造語もあります。

 分かりやすくて使いやすい言葉や、いまひとつ意味が分からなくても何となく引きつけられる言葉を発明することは、雑誌としては優れたことではあります。例えば男性誌でも「ちょいワル」という言葉はとても流行しましたね。

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