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【8】中年になるのも、悪くない

「いつまでも若い」ことは、本当に素晴らしいですか?

  • 深澤 真紀

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2009年2月16日(月)

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 私はもうすぐ42歳。立派な中年女性です。そしてしみじみ思うのです、「中年も悪くない」と。

 これを言うと、同世代だけではなく上の世代からも下の世代からも「えっ、そうですか?」とか「無理してない?」と言われてしまうのです。今は女性どころか、男性もアンチエイジングに興味がある時代ですから。

「若さ」をありがたがる「若さ教」

 かつては「若く見えますね」と言っても、喜ぶのは女性だけでした。男性に対して「若い」と言うことはけっしてほめ言葉ではなく、「貫禄がないってことか?」と思われることもあったのです。ところが今では、20代の男性に対して「若く見えるね」と言っても喜ばれるくらいです。

 老若男女を問わず、多くの人々が「若さ」をありがたがり、「若さ」を素晴らしいと思う時代になったと思います。私は、この風潮を「若さ教」と呼んでいますが、いつまでも「若い」ことはそんなにいいことなのでしょうか?

 もちろん若いことは素晴らしいですし、若い頃にしかできないことはあります。私も若い頃には楽しいことも素晴らしいことも経験しました(若い時が楽しくなかったから、加齢を肯定しているわけではないですよ)。

 しかし中年を過ぎても「いつまでも若くありたい」とか「若いことが素晴らしい」というのは、今の自分への否定感につながることにもなるかもしれません。

 今回は、私より上の世代が読むと「まだ若いのに何を言ってるんだ」「もっと年を取らなければ分からないだろう」と思われるかもしれませんが、同世代や若い世代に向けて「中年も悪くない」「加齢で楽になることもあるし、面白いこともある」とお話ししたいと思います。

中年になって面白かったこと

 まず40歳を過ぎて感じたのは「平均寿命の半分を生きた」ことで、妙な安心感を持つようになったことです。今まで生きてきた40年ほどの記憶や経験があるわけですから、「何となく先が見えてきたな」と思えるのです。

 そして自分に訪れる加齢を観察するのが面白いのです。

 例えば、固有名詞を忘れるなんていうことはざらです。若い頃は自分より上の世代が話しているのを聞いて「この人たちはなぜ、『あれ』とか『それ』とか指示代名詞だけで会話をしているのか」と思っていたものですが、今や自分たちが指示代名詞だけで話が通じるようになってしまい、何だか面白いのです。

 眼が悪くなってきたり、白髪が生えてきたり、肩や腰の変なところが痛くなったりしますが、「これが噂に聞いていた四十肩か、なるほど、腕が上がんないよ」ということが(大変ではあるんですが)、初めて自転車に乗れた時のような発見です。「できること」だけじゃなくて、「できなくなること」だって発見ですから。

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