「3カ月ほど頑張ったんですが、なかなか結果が出ないので、飽きてしまいました」
と語るのは、「婚活女子」のユリエさん(33歳、広告代理店勤務)。
婚活という言葉を最近初めて知ったと言うユリエさんは、就職氷河期世代だ。「婚活と聞いて、ピンときました」。実はユリエさんは、就活(就職活動)に乗り遅れた苦い経験がある。大学生の頃、周囲の友人たちが早々と就活を始めていたのを見て、「出遅れた!」と思った。今の職場にはそこそこ満足しているが、「就活をやりきれなかった。もっと就活を極めていたら…」という悔いが、心の底にいつもある。
「だから、婚活は極めたいんです。就活にはマニュアルがあった。婚活にもどんな手段があるのか、ちゃんと知りたいんです」
「就活で失敗したから、婚活は極めたい!」
キラキラした目で語るユリエさん。生まれて初めてお見合いパーティーに参加して、「一度にこんなに多くの人の中から、相手を選ぶという方法があるんだ」と目からウロコが落ちた。33歳のユリエさんだが、4人の男性が最後のフリートークの席を争ってくれた。
「私、まだまだイケる。大丈夫」。自信を深めたユリエさんは3カ月間で、パーティー、合コンなど、「婚活」らしい催しには一通り参加してみた。今度は、料理合コンと趣味のサークルに行こうと思っている。
自己分析も怠らない。自宅でパーティーをしたある時、ユリエさんの友人夫婦が部屋に固定カメラを据えて、ビデオを撮ってくれた。「初対面の男性と一緒にいる時、ユリエは良いところが出せていない」と言うのである。まるで、就活の模擬面接のようだ。
「ほら、ここだよ。これが違う。『彼の行ったレストランに私も行った』ということで共感するんじゃなくて、『そんな素敵なレストランに行く彼がすごい』という目線で共感しなくちゃ!」。ビデオを見ながらの友人夫婦の厳しいダメ出しに、へこむこともあったが、ともあれユリエさんは3カ月間、婚活に励んだのである。
…しかしそんな婚活も、いっこうに結果が出ないことで、飽きてしまったという。
ある女性誌のヒアリングでも、婚活女子たちの悩みは「結果が出ない」こと。結果を出したのは、ヒアリングした15人中3人だった。彼女たちの婚活の内容は、合コン、お見合いパーティー、恋愛本を読むこと、結婚相談所に登録するなど。
中には結婚相談所のカウンセラーに「女性らしさのアピールが足りない」と言われ、興味のなかったファッションやメークのレッスンを受け、泣きながら巻き髪の特訓をしたというスポ根もののような婚活をしている人もいた(「泣きながら」という苦労はよく分かります。筆者も巻き髪がうまくできないので)。
問題は、彼女たちがこんなに頑張っても結果が出ないこと。しかし結論から言うと、結婚相手がそんなに簡単に見つかるものなら、みんな苦労はしないと思う。結果を急ぎすぎてはいないだろうか?
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