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【14】「百恵」と「聖子」

バブル世代に影響を与えた「時代と寝た女」と「すべてを手に入れる女」

  • 深澤 真紀

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2009年3月27日(金)

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 山口百恵と松田聖子。

 この2人の生き方に影響を受けたバブル世代の女性は、多いのです。

 今回はバブル世代の「平成女子」たちに影響を与えた2人について、語っていきます。

 山口百恵(現在は三浦百惠さん)は1959年生まれで現在50歳、そして松田聖子は62年生まれの47歳で、3歳しか違いません。

 今や伝説と化した百恵と、今でも現役の聖子が3歳しか違わないというのは、ちょっと意外に思われるかもしれません。

人気絶頂期に引退し、今も“家庭人”を貫く百恵

 山口百恵という人が衝撃的だったのは、人気の絶頂期での引退でした。14歳でデビューして21歳で引退。わずか7年半の芸能生活だったのです。

 山口百恵は72年に「スター誕生」で準優勝し、翌年デビュー。同期の森昌子、桜田淳子とともに「花の中三トリオ」と言われました(このトリオは「花の高三トリオ」まで続き、卒業式を迎えました)。

 70年代の歌謡界は、山本リンダ、夏木マリ、辺見マリなどの「セクシー路線」が一大ブームでした。

 百恵はその流れとアイドル路線を合わせた「青い性」路線で、ヒットを飛ばし続けました。

 「青い果実」では「あなたが望むなら、私何をされてもいいわ」、「ひと夏の経験」では「あなたに女の子の一番大切なものをあげるわ」、「美・サイレント」では「あなたの○○○○が欲しいのです」と歌わされてきたのです。ちなみにこの○○○○の部分は、口パクだけで声を出さないで歌うのです。

 当時の子供たち(私もですが)は、「百恵ちゃんの歌はエッチだなあ」と思いながらも歌い、親や教師に怒られたりしたものです。

 そしてのちに夫となる三浦友和と「伊豆の踊子」「潮騒」「風立ちぬ」「春琴抄」「古都」などの文芸映画シリーズ、またテレビドラマの「赤い疑惑」「赤い衝撃」などの赤いシリーズで共演し、「ゴールデン・コンビ」と呼ばれ、女優としても成功しました。

 作詞家の阿久悠は、彼女を「時代と寝た女」と評し、評論家の平岡正明は「山口百恵は菩薩である」と評しました。

 三浦友和との交際を写真週刊誌に撮られて「恋人宣言」、そして結婚による引退宣言。80年に21歳で引退し、そのまま結婚しました。

 山口百恵が引退した当時は、まだ男女雇用機会均等法も施行されておらず、女性の「寿退社」がまだ当たり前の時代だったとはいえ、トップアイドルの引退は大きな衝撃でした。

 引退時に刊行した自叙伝の『蒼い時』(とても面白い本です)によれば、夫となる三浦友和は「女優として才能があるから続けてほしい」と引退を思いとどまらせようとしたそうですが、彼女の意志は堅かったそうです。

コメント7件コメント/レビュー

「自分が持ついろいろな人格について、すべて責任を背負わなくてもいい」は私も名言だと思いました。聖子さんにしても百恵さんにしても、どういう観点でその人を評するかは人それぞれ、その背景にある好き嫌いも人それぞれだけれど、深澤さんの観点に納得させられたし、目から鱗、でした。働く女性、というだけでなく、きっとこの名言を読んで肩の力を抜いていいんだ、と救われた思いがする女性は多いのでは?実行するのは簡単ではないでしょうけれど。(2009/04/04)

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「自分が持ついろいろな人格について、すべて責任を背負わなくてもいい」は私も名言だと思いました。聖子さんにしても百恵さんにしても、どういう観点でその人を評するかは人それぞれ、その背景にある好き嫌いも人それぞれだけれど、深澤さんの観点に納得させられたし、目から鱗、でした。働く女性、というだけでなく、きっとこの名言を読んで肩の力を抜いていいんだ、と救われた思いがする女性は多いのでは?実行するのは簡単ではないでしょうけれど。(2009/04/04)

本名(山口百恵)と芸名(松田聖子)の違い、でしょう。聖子は、蒲池法子が演じている「キャラクター」なので、バッシングも賞賛も、客観視できる。「聖子のスキャンダル」は芸能人キャラの“売名行為”として自分自身(蒲池法子)からは切り離せる。その点、本名の百恵は芸能人キャラと自分自身を分けることが難しいはず。唐突ながら昔の日本で出世に伴って名を変えたのは、人間的成長に大きな意味があったと思います。(2009/03/27)

ぶれない女だったんですねえ、聖子。(2009/03/27)

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