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【15】「最悪」と「最高」だけでなく「中庸」も考える

3つの案で備えておく

  • 深澤 真紀

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2009年4月6日(月)

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 新しいことに取り組む時には、よく「最悪の事態を考えて動け」と言われることがあります。一方で「成功した時の最高のイメージを持とう」とも言われます。

 しかしそのどちらかだけでは極端すぎるので両方とも必要ですし、それだけではなくてその「間」も考えた方がよいのです。

 何かを考える時には、3つの案で備えることをお勧めします。「最悪」「最高」「中庸」の3つを考えておきましょう。

 最悪の結果だけを考えていると気持ちが暗くなりますし、かといって成功のイメージだけ持っていてもよくありません。なぜなら、もちろん何事も成功するわけではないからです。

 「口に出していればその通り成功する」とか「成功のイメージが描ければ思い通りになる」という言葉はよく言われることですが、そう思い込んでいると、たとえ結果が6勝4敗で勝ち越していたとしても、「負けた」方に目が行ってしまいますから。

「中庸」のイメージは客観的に

 ここで大事なのは「中庸」です。

 例えば、会社で難しい企画を提案しようとする時、「提案が却下されるばかりか、提案が評価されず、かえって人事考課が下がって左遷」という最悪のイメージと、「企画が通って、マスコミにも取り上げられ、出世して事業部長昇進」という最高のイメージしかないのであれば極端すぎます。

 「中庸」なイメージを持った方がいいのです。

 「中庸」は「アリストテレスの倫理学で、徳の中心になる概念。過大と過小の両極端を悪徳とし、徳は正しい中間(中庸)を発見してこれを選ぶことにあるとした」(『大辞泉』)という意味ですから。

 つまり、企画がすべて通るわけではないが、採用されるアイデアもあるし、左遷もされないし、事業部長にも昇進しないけれど、そのままのポジションで会社に居続ける、というイメージです。

コメント1件コメント/レビュー

人間の神経システムは、物事を2つのカテゴリーに分けようとします。あなたと私、黒と白、善と悪。これは決定を早くする方法だからです。でもこれは我々が神経系の囚人であるという生理学的な理由によるようです。動いたものしかみることのできないカエルは餌がうごかなければ餌を餌として認識できず食べることが出来ません。私たちにも同様な生理的な思考判断の制約があって、こうした両極端があるのは結局 思考節約つまり楽だからです。(引用:アラン ケイ)ところで、我々の心と違って、現実の世界はどんなときでも、正か誤かで割り切れません。中庸というのはお釈迦様もおっしゃった概念で、相当にストレスをかけて修行しないと得られないとてもむずかしい境地だと思います。中庸がいつでも選べるならこんなに大変じゃなあいなあといつも思います。(2009/04/06)

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人間の神経システムは、物事を2つのカテゴリーに分けようとします。あなたと私、黒と白、善と悪。これは決定を早くする方法だからです。でもこれは我々が神経系の囚人であるという生理学的な理由によるようです。動いたものしかみることのできないカエルは餌がうごかなければ餌を餌として認識できず食べることが出来ません。私たちにも同様な生理的な思考判断の制約があって、こうした両極端があるのは結局 思考節約つまり楽だからです。(引用:アラン ケイ)ところで、我々の心と違って、現実の世界はどんなときでも、正か誤かで割り切れません。中庸というのはお釈迦様もおっしゃった概念で、相当にストレスをかけて修行しないと得られないとてもむずかしい境地だと思います。中庸がいつでも選べるならこんなに大変じゃなあいなあといつも思います。(2009/04/06)

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夢の実現にあたっては強く「念ずる」。そうした心構えを支えにビジネスの世界の荒波を渡ってきました。

後藤 忠治 セントラルスポーツ会長