私が名づけた「草食男子」について、これまでにいろいろな意見を頂いていますが、その中に「いい大人をつかまえて“男子”とは何ごとだ」というものもありました。
辞書によれば、男子の意味は2つに分かれています。
1つの意味は確かに「男の子。男児」ですが、もう1つは「男性。おとこ。また、一人前のおとこ」という意味でもあります。
例えば、「男子厨房に入らず」「男子の本懐」は、後者の意味で使われる言葉です。
ただ、「草食男子」を収録した『平成男子図鑑』では、バブル世代から団塊世代までを「おやじ世代」と名づけて、団塊ジュニア世代から下を「男子世代」と名づけているので、「男子」という言葉に若さという意味を意図的に付加したところはあります。
そうは言ってもさすがに、「男の子」というイメージでは使っていません。
この連載「平成女子図鑑」に「40歳過ぎのバブル世代まで含めて、女子と呼ぶのはどうか?」という声も頂きますが、ここでも「女の子」というイメージで「女子」という言葉を使っているわけではありません。
「男性」「女性」という言葉の重さを感じさせない言葉として、「男子」「女子」を使っています。
なぜ、男性にだけ「少年の心」が許されるのか
とはいえ、50〜60代になっても「女の子」というニュアンスで「女子」という意識を持っている女性もいます。
また、「セックス・アンド・ザ・シティ」(編注:アメリカの連続テレビドラマ。30代独身女性4人の恋愛や友情、仕事をオシャレかつコミカルに描いて同世代の女性に熱烈な支持を受けた。2008年に映画化)ブームのせいで、女性たちは「ガールズトーク」をするようになりました。
「ガールズトーク」という言葉は、2004年にヒットした安室奈美恵の「GIRL TALK」という曲から広まったように思います。これは安室奈美恵がイメージチェンジを図った頃にヒットした曲でした。
また、山田詠美の『風味絶佳』が原作の映画「シュガー&スパイス 風味絶佳」(2006年公開)で、沢尻エリカと夏木マリ(沢尻の彼氏役が柳楽優弥で、そのおばあちゃんが夏木マリ)が「ガールズトークしよう」と女同士で話をするシーンがあったりしました。
ガールズトークは、ほとんどが男の愚痴や悪口になりがちです。
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