「深澤真紀の社会の“正しい歯車”として生きる!」

【20】人脈なんて、なくてもいい

外弁慶になっても意味がない

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2009年5月18日(月)

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 仕事のために、人脈は必要だと思う人も多いでしょう。

 私は企画会社を経営し、編集者やコラムニストをしているからか、仕事相手に「どういう人脈を持っていますか?」とか「どうやって人脈をつくるんですか?」などと聞かれることがあります。

 その答えは「人脈はないですし、つくりません」です。

 「社内の人とばかり飲んでも仕方ない。社外の人と飲むようにしている」と言う人もいますが、私は酒も飲みませんので行きません。

 バブル期には異業種交流会というものが流行り、今でも行われていますが私は行きませんし、「ブレスト(ブレーンストーミング)しましょう」「情報交換しましょう」「なんか面白いことやりましょう」と具体的でない誘いを受けても、行きません。

人脈づくりは相手を「使ってやろう」と思う表れ

 20代の頃には私にも「人脈信仰」がありましたから、いろいろな会に顔を出すようにもしていました(「顔を出す」という表現が、もう嫌ですね、笑)。

 次第に「人脈ってお互いにお互いを『使ってやろう』と思っていることで、疲れるな」と思うようになり、それからは人脈はつくらないようにしています。

 趣味として、人脈をつくること自体が好きな人もいるでしょう。それはそれで構いません。また、仕事上で例えば各社の広報と知り合いになることが必要ということもあるかもしれませんが、それは人脈というよりも「仕事で必要な人間関係」です。

 そもそもメンテナンスできる人間関係は限られていますから、人脈づくりに夢中になっても仕方ありません。

 また、「社内より社外の人間と飲め」とか「異業種交流会に出る」のも勧められません。

 それは、社外の人と飲んだり、異業種交流をしていると、外に向かっていい顔をしたくなるからです。

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著者プロフィール

深澤 真紀(ふかさわ・まき)

深澤 真紀

コラムニスト・編集者。企画会社タクト・プランニング代表取締役社長。1967年、東京生まれ。早稲田大学第二文学部社会専修卒業。卒業後、いくつかの出版社で編集者をつとめ、1998年、企画会社タクト・プランニングを設立。日経ビジネスオンラインで2006年に「草食男子」や「肉食女子」を命名、「草食男子」は2009年流行語大賞トップテンを受賞し、国内だけはなく世界で話題になる(『草食男子世代−平成男子図鑑』(光文社知恵の森文庫)に収録)。日経ビジネスオンラインの連載をまとめた『自分をすり減らさないための人間関係メンテナンス術』(光文社)、『考えすぎない生き方』(中経の文庫)、『女はオキテでできている―平成女図鑑』(春秋社)など著書も多数。そのほかの連載に、「深澤真紀の平成働き女子のための処世術」、「深澤真紀の草食の時代」、「草食男子も悪くない」など。



このコラムについて

深澤真紀の社会の“正しい歯車”として生きる!

「社会の歯車になんかなりたくない!」…。そう思っている方もいるかもしれません。でも、“歯車になる”ことは本当にいけないことでしょうか。経営者でも、投資家でも、宗教家でも、芸術家でも、ビジネスパーソンでも、主婦でも、一人ひとりが社会を動かす歯車であることに変わりありません。そう思うと、私たちはこの社会で“正しい歯車”として生きれば、それで十分なのではないでしょうか。「自分をすり減らさない人間関係メンテナンス術」の深澤真紀が贈る、「メンテナンス術」シリーズの第2弾です。

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