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不況を乗り切る、アラフォー結婚

  • 白河桃子

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2009年5月20日(水)

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 永作博美さん(38歳)が2009年4月27日に、映像作家の内藤まろさんと結婚。大泉洋さん(36歳)も2009年5月2日、フジテレビドラマプロデューサー、3歳年上の中島久美子さん(39歳)と結婚を発表した。

 先日「アラフォー女性の結婚が目立つが、アラフォー女性の魅力とは?」というコメント取材を受けたが、確かに最近目立つ、アラフォー結婚。

 つい先日も友人の男子(37歳)から結婚式の2次会のご招待を頂いたが、奥様は42歳のキャリア女性。友人も多く、女性には不自由していなそうな彼がアラフォー女性と結婚した「理由」を聞いてみると、「僕のやんちゃなところを許してくれるところです」と言う。

 そう、アラフォー女性の魅力とは、「人間力」と「おひとりさま力」なのだと思います。

「婚活」で、アラフォー女性を揺り起こしてしまったが…

 今まで優雅な「おひとりさま生活」を謳歌し、「結婚なんて…」と斜めに構えていられたアラフォー女性たちに対して、「婚活」ブームの火つけ役としては、正直責任を感じていた。「寝た子を起こすな」の言葉通り、「結婚」に関しては「コールドスリープ」状態だったアラフォー女性たちの気持ちを、揺り起こしてしまった。

 しかし揺り起こしたところで、「自立したかっこいいアラフォー女性」が「結婚相手」として引く手あまたかというと、まだまだ市場環境は厳しい。「お見合い相手がいない」「申し込んでも断られてしまう」などなど、多くの「婚活報告」を聞くにつけ、彼女たちのぶつかる厳しい現実に、一緒に涙したり、怒ったり…。

 やっぱり日本男子たちはフランス人と違い、女性に対しても「年月を経た味わい」を楽しむ趣を理解していない。酒井順子さんが何回もエッセーで書いている通り、「小さいもの」「若いもの」を尊ぶのは日本人の性、やむなしというところ。

 「逆転婚」(年収などで男性が上、女性が下という伝統的結婚観を逆転させた結婚)「年下婚」(女性が5歳以上年上)「出会いの時間差攻撃」(年月を経ても“マドンナ効果”がある、同窓縁、幼なじみ縁)など、手を替え品を替え、アラフォー女性に有利な「婚活市場」を紹介してきたが、ここにきて、やっと潮目が変わった気がする。アラフォー女性たちがやっと、「理想の結婚相手」としてクローズアップされてきたのだ。

 その原因はもちろん不況。アラフォー女性は不況に強い! 不況を生き抜く男性たちにとっては、「頼もしいパートナー」と映るのではないか?

 まずは経済力。好況時の有利な状況で社会人としてスタートしたアラフォー世代は、正社員も多く、資産形成もしっかりしている。単身女性は、10歳年を取るごとに300万~400万円ずつ着実に貯蓄を増やし、60代では単身男性の貯蓄残高を上回る傾向がある(総務省「平成16年全国消費実態調査」)。

 さらに経験値。経験や人脈も、このような時代には財産のうちだが、アラフォー世代はどちらも豊富だ。特に同世代の男性が社内人脈を構築している間に、社外の人脈を築き、それが今になって仕事に役立っている女性はけっこう多い。

 経済力と経験値の高さは、20年近く自分で自分を養ってきた女性の持つ「おひとりさま力」である。下の世代の女性たちの「(男性に)ぶら下がりたい」願望が強くなっている今、「自立」している女性こそが望まれる。不況で「女性にぶら下がられること」に恐怖を覚えているアラサー世代の男性には、よきパートナーとなり得る。

 そして一番の強みは、彼女たちの「おかん力」。日本人男性の誰もが望む「母親のような包容力」と「許容力」を身につけたら、アラフォー女性は婚活市場で強いと思う。「おひとりさま」女性は自己完結型だが、許容力がある人は「おふたりさま」への転換も可能だ。

 先日Y氏(経営者・45歳)と40歳のMさん(会社員)の新婚カップルの結婚を取材したのだが、2人の新居は湾岸のタワーマンション。Mさんが連れてきた2匹の犬との新婚生活で、絵に描いたような幸せな光景だった。

 彼女が犬に対して「お母さん」のような態度を取るところを見て、「犬派と猫派なら、犬派の方が結婚に強い」(女性誌「シュシュ」の調査による)というデータが、裏づけられたような気がした。

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大量陳列、大量販売というのがある程度限界にきているのかなと思います。

松﨑 曉 良品計画社長