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【21】歴女(レキジョ)と和女子

  • 深澤 真紀

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2009年5月22日(金)

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 最近の歴史ブームで、「歴女(レキジョ)」という言葉がよく聞かれるようになりました。

 以下は「新語探検」からの引用です。

歴女 「歴史好きの女子」という意味。『三国志』の登場人物や日本の戦国時代の武将に大きな関心を寄せるので「戦国乙女」ともいわれる。2008年11月に『三国志』の赤壁の戦いを映画にした『レッドクリフ』の公開イベントで『三国志』や幕末に興味をもつアイドルの美甘子(みかこ)を「歴ドル」(歴史好きのアイドル)と名づけたことから、歴史好きの女子を「歴女」とよぶようになったらしい。東京・神田小川町にある雑貨や書籍など戦国時代ものの専門店「歴史時代書房 時代屋」は、06年2月の開店当初は客のほとんどが中高年男性だったが、07年頃から若い女性客が増え始め、いまは約40%が女性客になっているという。歴女登場の背景には『三国志』や戦国時代をテーマにしたゲームや漫画が増え、それらのゲームや漫画に触れたのをきっかけに原作本を読み始めて「歴史通」になる女性が増えてきたと分析される。

【新語探検 著者:亀井肇/提供:JapanKnowledge】


 以前この連載で書いた「腐女子」や「マニア女子」、そこでも紹介した鉄道オタクの「鉄子」と同様、歴史好きの女の人は、昨日今日現れたわけではありません。

 「女に鉄道は分からない」「女に歴史は分からない」と言う人もいますが、そんなことはありません。

歴女が群がる城や時代ドラマ

 歴女が増えたことと関連があるのか、今年のゴールデンウイークも日本の城を訪ねた人の数は、軒並み例年を上回ったそうです。

 歴女が生まれる元となった「レッドクリフ」の原作『三国志』も、「男に語らせるとうるさい」と言われますが、『三国志』には女性の「萌え(注)ポイント」はたくさんあります。

(注)萌え(もえ)
オタク文化が発祥。今はオタク的に「魅力を感じる」ことに使われる。「○○が好き」を「○○萌え」と表現することもある。

 「やっぱり劉備が素敵!」「私は曹操!」と盛り上がるのは、「好きな男のタイプ」というような女性の話題につながりやすいからでしょう。

 『三国志』と同じように、男性で「幕末ロマン」好きは多いものですが、歴女も「幕末萌え」があります。

 例えば香取慎吾主演の大河ドラマ「新選組!」(2004年)が大ヒットしたのは、多くの歴女が見ていたからです。ちなみに「篤姫」の家定役が好評だった堺雅人がブレークしたきっかけになったのも、このドラマで山南敬助を演じたことでした。

 江口洋介主演で「木枯らし紋次郎」が三十数年ぶりにリメークされ、NHKでも山本耕史主演で佐伯泰英原作のドラマ「陽炎の辻」を放映し、「必殺仕事人2009」にはジャニーズのタレントが総出演しています。

 現在東京国立博物館で行われている国宝阿修羅展も大変な盛況ですし、江戸時代の奇想の絵師、伊藤若冲にはまったり、「伊達様に会いに仙台に行くの!」と言う歴女もいます。

コメント5件コメント/レビュー

これまでの記事の中で一番賛同できる部分が多かったです。これまでは、内容の多くにモテや他人の目を気にするしないということに重きが置かれていたと思いますが、今回は趣旨が少し異なっていたように思います。中身の基礎を固める、つまりせめて興味を持つようになった例えば伝統文化に関してだけは何故発祥したのか/分布したのか/衰退したのかという事実(史実でしょうか)としての経路をたどる、それらを知ることによってその成り立ちに賛同できなかったならば対象に対して熱が冷めてしまうということも起こりうる、あるいは起源には首を傾げたくなる部分もあるが、それでも単純に好きだ!という判断を下せるということもあるかもしれません。ただ盲目的に雰囲気で好き、というよりは’伝統’や’歴史’というジャンルの場合、背景を認識した上で好き嫌いを公言した方が赤っ恥を免れることができるという「忠告記事」だったのだと思います。斯く言う私も二十歳頃から美術や歴史・政治に興味を持ち始めた遅咲きですので、深澤さんの書かれたことは自身でも常々言い聞かせているところで頷ける内容でした。しかしながら、一方で物心付いたころから歴史やクラシカルな文化に興味があり造詣が深い方はこの記事を読まれてどちらかというと反感を覚える方も少なくないのでは、とも思いました。反対に、これまでのモテや趣味、嗜好ということを中心に書かれている記事ですと、自分では「モテ分野」は不得意ではないので首を縦に振ることができる内容が少なかったです。深澤さんには、今回のようなスタンスの記事をもっともっと書いていただきたいと思いました。(2009/05/26)

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いただいたコメント

これまでの記事の中で一番賛同できる部分が多かったです。これまでは、内容の多くにモテや他人の目を気にするしないということに重きが置かれていたと思いますが、今回は趣旨が少し異なっていたように思います。中身の基礎を固める、つまりせめて興味を持つようになった例えば伝統文化に関してだけは何故発祥したのか/分布したのか/衰退したのかという事実(史実でしょうか)としての経路をたどる、それらを知ることによってその成り立ちに賛同できなかったならば対象に対して熱が冷めてしまうということも起こりうる、あるいは起源には首を傾げたくなる部分もあるが、それでも単純に好きだ!という判断を下せるということもあるかもしれません。ただ盲目的に雰囲気で好き、というよりは’伝統’や’歴史’というジャンルの場合、背景を認識した上で好き嫌いを公言した方が赤っ恥を免れることができるという「忠告記事」だったのだと思います。斯く言う私も二十歳頃から美術や歴史・政治に興味を持ち始めた遅咲きですので、深澤さんの書かれたことは自身でも常々言い聞かせているところで頷ける内容でした。しかしながら、一方で物心付いたころから歴史やクラシカルな文化に興味があり造詣が深い方はこの記事を読まれてどちらかというと反感を覚える方も少なくないのでは、とも思いました。反対に、これまでのモテや趣味、嗜好ということを中心に書かれている記事ですと、自分では「モテ分野」は不得意ではないので首を縦に振ることができる内容が少なかったです。深澤さんには、今回のようなスタンスの記事をもっともっと書いていただきたいと思いました。(2009/05/26)

深澤さんの文章、いつも、「そのとーり」って感じで楽しんで読ませていただいています。(リスペクト男子とか、アマンリゾートの30代女子のお話とか)でも、今回は…。>和女子は「伝統を守る」と言っている割には、自分の趣味について、歴史認識が必ずしも深いわけでもありません。そうでしょうか?>茶道は明治以降は女性の習い事として取り上げられることが多いですが、もともとは織田信長をはじめとする戦国武将に利用され続けた歴史が長いですし、侘び茶の完成者である千利休は、豊臣秀吉の勘気に触れて切腹させられています。 お茶をやっていて、こういうことを知らない人ってあまりいないのでは?>現在の着物好きの和女子が着ているようないい着物を、庶民が着ている文化はほとんどありません。多くの庶民は絹の着物ではなく、麻や木綿の着物を着ていたのです。このことも、着物が好きな人ならたいてい知っていると思います。というか、着物が好きな人ほど、着物の歴史について詳しい。訪問着とか袋帯も明治・大正以降に考えられたものだとか。>「着物は季節を考えなければいけない」と言う人もいますが、旧暦と新暦は違いますし、そもそも日本の気候も昔とはずいぶん変化しています。 これも、着物を実際に着ている人が一番実感していると思います。地球温暖化は、着物着ている人の間では、一大テーマです。私の知る限りでは、お茶でも、着物でも、実際にやっている人ほど、歴史も知っているし、現代に合せて臨機応変に取り入れています。ただ、「伝統を守ると言っている割には、歴史認識が必ずしも深いわけでもない」という人はいると思います。なんというか、保守的な政治家とか。「日本の伝統はすばらしい」とか「守らなければ」とかいっている割には、実際の生活ではまったく実践してない人が多い気がします。あと、「和女子」をはじめたばかりの人もそうかもしれませんね。でも、実践すればどんどん変わっていくと思います。今回はちょっと納得できなかったですが、深澤さんの記事、いつも本当に楽しみにしています。 (2009/05/23)

歴女と和女子と分けておりますが、歴史が好きで和装を好むようになった人もいると思いますよ! (2009/05/22)

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