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【21】自分のために生きればいい

それは本当にあなたが守りたいものですか?

  • 深澤 真紀

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2009年5月25日(月)

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 ある評論家が「自分が支持しない言論でも、その言論の自由は命を懸けて守る」と言っていました。とてもかっこいい発言ですが、私は違和感を覚えました。

 もちろん言論の自由は守られるべきですが、「命を懸けてまで守らなければならない」のは、自分に必要な言論だと思います。

命を懸けて守るべき言論とは

 以前、ある店でとある大学の法学部の男性教授が「女に参政権は要らない」と大声で話していたのを耳にしたことがありました。私は「法学部の教授が、こんなにレベルの低い人権侵害発言をしていいのか」と驚き、あきれました。

 その発言は大学の講義ではなく、彼にとってはプライベートの場での与太話でしょうし、そもそもその人にも思想信条の自由も、言論の自由があるのも理解はできます。

 とはいえ、命を懸けてまでこんな人の言論の自由を守ろうとは思いません。

 例えば、その教授がその思想を持っていることで弾劾されたとして、その権利回復のための運動があっても、一方で発展途上国で女性に参政権を与えようという運動があって、私がどちらかの支援に「命を懸けなければならない」としたら、迷わず後者を選びます。

 もちろん、思想信条も言論の自由も守られるべきだと思います。

 そのうえで、自分に必要なもの、自分が好きなものを、それぞれの人が守るということが何より大事なのです。そして「自分にとって大事なものを守る人」同士、お互いが尊重し合えればそれでいいと思うのです。

コメント6件コメント/レビュー

あれもこれもと欲張って持ちきれないほどの荷物を背負い込むことはない。なんでもかんでも背負い込んで、それが自分に無理を強いるくらいなら、どれかを捨てればよいのです。どれを捨ててどれを残すか? 自分の好きなものを優先して残せばよいのですね。その方が楽に生きられますものね。ありがとうございました。(ch-k)(2009/05/26)

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いただいたコメント

あれもこれもと欲張って持ちきれないほどの荷物を背負い込むことはない。なんでもかんでも背負い込んで、それが自分に無理を強いるくらいなら、どれかを捨てればよいのです。どれを捨ててどれを残すか? 自分の好きなものを優先して残せばよいのですね。その方が楽に生きられますものね。ありがとうございました。(ch-k)(2009/05/26)

私は次のように理解しました。価値観の争いが少なからず存在する。この戦場には、どんな価値観も参加することができる。(=信条の自由・表現の自由が認められている。)自分の立場には反対であっても、ときに賛同するように圧力がかかることや、またそれに屈することがある。命をかけても守らなければいけないのは、自分の価値観である。反対する立場に対して攻撃するのではなく、自分の価値観を認知し、愛し、尊重することで、それを守ることはできる。基本的には賛成なのですが、「負けるが勝ち」、「肉を切らせて骨を切る」という戦略もありなのではないか、という気がします。妥協したり、譲ったりする中で、命をかけても守らなければいけない価値観が何か、段々と判明していく気がします。(キャリアアンカーもそうですよね。)(2009/05/26)

人を叩くよりも自分のやりたいことをする、他者を尊重するなど基本的には賛成です。ただ、ちょっと他者への寛容と無関心が混同されているような気がします。言論の自由とは、自由にものを言う権利では不十分であって、多数派、特に権力側に対し聞きづらいことを言う権利であり、また相手がその聞きづらいことを聞かなければならない義務のことだと思います。そして人間は自己批判できるほど高尚な存在ではないのだから、自分を守る為には常に自由な批判が必要であることがその理由だと思います。つまり、どんな意見であろうとも感情的に反応しないのは最低限の誠実さだとしても、それだけでは足りず、相手の意見を聞き、理解しようとする努力までして初めて他者を尊重すると言えるのでないでしょうか?(2009/05/25)

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