• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

ネットゲームにはまる子供たちと、どう向き合うか

2009年5月25日(月)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 前回に続き、連載「オンラインゲーム その妄想と欲望」の著者、北湯口ゆかりさんにお話を伺う。

 今回は有料ゲームと無料ゲームの違い、ゲームに依存する子供への対処法などをお聞きした。

(聞き手は日経ビジネスオンライン編集委員 大塚 葉)

――読者から、この連載ではなぜ無料のオンラインゲームを取り上げるのか、という質問が多くありました。そこでまず、有料ゲームと無料ゲームの違いや歴史などについてご説明ください。

北湯口 この表を見てください。最初に出てきたのは有料ゲームで月額課金制のものが多く、その後無料ゲームも増えてきました。無料ゲームは、ユーザーがゲーム内のアイテムを買うことなどで利益が出る仕組みになっています。

ゲーム名 開発 運営 日本での
サービス開始
料金体系
ウルティマ
オンライン
エレクトロニック・
アーツ
エレクトロニック・
アーツ
※日本現地法人
1998年9月 30日間1554円
14日間有効のフリートライアルあり
リネージュ エヌ・シー・
ソフト(韓国)
エヌ・シー・
ジャパン
2001年6月 サービス開始時は有料
(スタンダードコース 月額1400円)
2009年3月より基本無料化
リネージュII エヌ・シー・
ソフト(韓国)
エヌ・シー・
ジャパン
2004年6月 30日間3000円
(2008年7月より従量課金制も導入)
ラグナロク
オンライン
グラビティ(韓国) ガンホー・オンライン・エンターテイメント 2002年12月 30日間1500円(+アイテム課金)
ファイナル
ファンタジーXI
スクウェア・
エニックス
スクウェア・
エニックス
2002年5月
(PS2用)
2002年11月
(パソコン用)
2006年4月
(Xbox360用)
月額1344円
基本データ(1480円)に、必要に応じて追加シナリオを別途購入
14日間のフリートライアルあり

北湯口 『ネトゲ廃人』の本では、登場する「元廃人」たちは有料ゲームをやった人が多かったようですが、これは取材時期が関係していると思います。オンラインゲームが日本に入ってきた頃は有料ゲームが多かったのですね。

 今回、『ネトゲ廃人』の「元廃人」たちの話を読んで感じたのは、皆1つのゲームだけにはまって、そこで大変な思いをして、結果的にゲームの世界から足を洗っているということです。そのゲームの仕様とか、その時つき合ったプレーヤーたちしか知らないわけですよね。それで「ネトゲはもう嫌だ」というのは、ちょうど、初めてつき合った恋人にこっぴどく傷つけられて、「オンナなんてロクなもんじゃない」とか「もうオトコなんてコリゴリ」と言っているようなものだと思うんですよ。

 ただそうなってしまうのは、ゲームが有料の時代だったからかもしれません。無料なら、いろいろなゲームを試してみて、自分に合うコミュニティーを探せるかもしれませんから。

――北湯口さんご自身も、5年間に30タイトルくらいをプレーなさったのですよね。

北湯口ゆかりさん(写真:山田 愼二、以下同)

北湯口 そうなんです。ゲームによってもいろいろな世界観がありますから。また、月額課金制の有料ゲームだと、「お金がもったいない」という気持ちから、「モトを取るためにあと1カ月は続けるか」となってしまう。ゲームを辞めるに辞められなかった、というのはこのあたりにも原因があったと思うのです。

――なるほど。今では無料ゲームも増えてきたから、状況が変わってくるかもしれませんね。

北湯口 無料なので気軽に始められるというメリットはあります。自分に合わないと思ったら、ほかのものを試せばいい。連載で無料ゲームを取り上げているのは、そういう理由もあります。ただ、無料ゲームが増えたことで懸念されるのは、低年齢層のプレーヤー、つまり子供たちが入ってくるということです。

 子供がゲームに依存することによる問題もありますが、既にコミュニティーに入っている大人たちが、子供が入ってくることで自分たちの世界を脅かされるような気がして、「子供が入ってきて、うざい」と思ったりすることがあるのです。

――ゲームには、年齢制限はないのですか? 

北湯口 基本的にはないですが、例えばファイナルファンタジーでは「推奨年齢は12歳以上」としています。また、ある年齢以下では残虐シーンなどが表示されないようにしてあるゲームもあります。

 ただ、会員になる時に生年月日を入力しますが、ここでウソの年齢を申請しても、分からない。つまり実際には子供が年齢を偽って入ってくることもありえます。

――ネットの匿名性がありますからね。

コメント1件コメント/レビュー

オンラインゲームはまだやったことがないのですが、非常に参考になっています。ところで「セカンドライフ」や、ソニーが構築しているバーチャルワールド「ホーム」などのような必ずしも「ゲーム」とは言えないものも最近は出てきました。正直ハマると廃人になりそうなゲームより「セカンドライフ」のようなゆるいバーチャルワールドに参加するほうが初心者には敷居が低そうだと感じています。もし「セカンドライフ」等の経験がおありでしたら、そちらの紹介もして頂けると嬉しいです。(2009/05/25)

「オンラインゲーム その妄想と欲望」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

オンラインゲームはまだやったことがないのですが、非常に参考になっています。ところで「セカンドライフ」や、ソニーが構築しているバーチャルワールド「ホーム」などのような必ずしも「ゲーム」とは言えないものも最近は出てきました。正直ハマると廃人になりそうなゲームより「セカンドライフ」のようなゆるいバーチャルワールドに参加するほうが初心者には敷居が低そうだと感じています。もし「セカンドライフ」等の経験がおありでしたら、そちらの紹介もして頂けると嬉しいです。(2009/05/25)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

閉じる

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

リクルートは企業文化そのものが競争力です。企業文化はシステムではないため、模倣困難性も著しく高い。

峰岸 真澄 リクルートホールディングス社長