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【27】「ブラトップ」と「ノーブラ」

肌を露出する夏、女たちは何がそんなに大変か?

  • 深澤 真紀

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2009年7月3日(金)

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 女性にとって、夏はいろいろと苦労の多い季節です。

 暑くても、体形を保つために身体を締めつけるブラジャーやガードルを身につけ、薄着であっても下着のラインが洋服に出ないようにし、ダイエットは抜かりなく、汗で落ちないメイクをし、UV(紫外線)もカットし、ムダ毛を処理し、体臭にも気を配り、汗を見せないようにし、素足になる時のためにひざやかかともすべすべにする…。

 そんな女性の苦労を、1つだけ楽にするヒット商品が生まれました。

 それが2008年にユニクロから発売された「ブラトップ」です。

 去年の夏だけで300万枚を売り上げる大ヒット商品になり、今年は昨年売上枚数の3倍となる900万枚を目標に、国内外で販売されています。

女たちを楽にしたユニクロの「ブラトップ」

 ブラトップとは、キャミソールやタンクトップの内側にブラジャーの機能が付いている商品です。暑い夏にはこれ1枚を着るだけで、ブラジャーもつけたことになるのです。

 今年は、ワンピース型のブラトップも発売されたので、これを着てショーツだけはけば、外出もできるわけです。

 ブラトップを開発したユニクロの執行役員白井恵美さんは、1965年生まれです。留学や様々な会社勤務を経て、2000年にファーストリテイリングに入社し、「日経ウーマン」の「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2009」で大賞を受賞しました。

 ユニクロは現在も業績を伸ばしていますが、不振の時代もありました。フリースで大成功した後には、大きなヒット商品がなかったのです。

 インナー事業部に配属された白井さんはまず、薄着でも温かい機能性下着のヒートテックを冬に発売してヒット商品にし、夏のブラトップも大ヒットさせました。

 ブラトップはいまや、ユニクロだけでなくいろいろなメーカーが商品を展開していて、一大ジャンルとなっています。

 実はブラトップと同じような商品は20年前からあったのですが、それは「ブラジャーをしたがらないおばちゃん向けの商品」として、スーパーなどの衣料品売り場の片隅でひっそりと売られるような、デザイン的にも機能的にも“微妙”なものでした。

 ユニクロのブラトップは、デザイン的にも機能性にも優れ、もちろん価格も安いということで、大ヒットしたのです。

 そして女優(2008年は吹石一恵、2009年は栗山千明)を使ったおしゃれなCMで、「ブラトップ1枚で外出していいのだ」と宣伝したのです。

 そもそも、ブラジャーが苦手という女性は、実は多いものです。
 まずは窮屈であること。ストラップ(肩紐)がずれたり、胸を支えるワイヤーが痛いこともあります。

 そしてデザインもレースを多用しているので、シンプル好きな人だと趣味に合いません(無印良品をはじめとしてシンプルなブラジャーも増えてはきましたが)。

 和装の時代には、日本人はブラジャーもショーツも身につけてはいませんでした。

 洋装とともに下着文化が入ってきた日本では(ワコールが日本製のブラジャーを発売したのは1950年代です)、ブラジャーの歴史が浅いので、ブラジャーとバストに対するいろいろなルールが錯綜しているのです。

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