• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

まずは英語の力をつけよう

10歳までに始めるとリスニング/スピーキング力が容易に身につく

  • 福原 正大

バックナンバー

2011年7月25日(月)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 「子供が小学校に上がったから、英会話スクールに行かせようかと思って」
 「子供の頃から英語を勉強すると、日本語に悪い影響が出るらしいよ」

 日本語の読み書きを完全にできるようになってから英語を学んだ方が良い――という話を聞いたことがあるのではないでしょうか? この説には理論的裏づけはないようです。第2言語を研究する多くの先生方は、第1言語の読み書きが完全にできるようになる前の幼少時から第2言語を学ぶメリットを説いています。言語学の世界的な権威であるカリフォルニア大学サンディエゴ校の當作靖彦教授に筆者が伺ったところ、「認知学的な観点から言って、できるだけ早い時期に第2言語(英語)を学んだ方が、その言語を自然に身につけることができる。かつ第1言語(日本語)の能力も高まることが研究から分かってきている」ということです。

英語は10歳までに学び始めるのがベター

 最近話題になっている脳の研究も、早い時期に英語教育を始めることを支持するようです。OECDが、1990年以降の研究成果をまとめ、『脳からみた学習――新しい学習科学の誕生』として出版しました。

 この研究結果は、第2言語は10歳までに学ぶとよい、としています。脳が「感受性期」という状態にあるため、第2言語を自然に受け入れることができるそうです。脳の働きはまだ完全には明できていません。しかし、これまで集められたデータを見ると統計的に有意な結果が出ているということです。

 つまり、10歳までであれば、ネイティブと定期的に会話し、単語や表現などの復習を楽しみながらするだけで、自然に英語のスピーキング力、リスニング力がつくというのです。将来改めて英語を学ぶにせよ、大きなアドバンテージです。

 11歳以降でも高い英語力を得ることは可能です。このことは次回お話しします。しかし、10歳までに学び始めるのに比べて苦労することだけは確かです。この点は、申し上げておきたいと思います。

“それなり”の英語力では通用しない

 英語なんて“ある程度”できればよい――中学生や高校生になってから勉強して、ビジネス会話で困らない程度の力を身につけていればよい――と思っている方が多くいらっしゃいます。現状では十分かもしれません。しかし、今後は、必要とされる英語のレベルが高くなっていくことと予想できます。

 バブルが崩壊するまで、日本の国内市場は成長を続けていました。日本の実質経済成長率は、年平均7.1%(1945年~1991年)もありました。日本製品は国際的競争力を備えていました。従ってこの当時は、世界が日本に対して強い興味を持っており、世界の方からコミュニケーションを取ろうとアプローチしていたのです。このため、ある程度の英語力があれば世界で戦えました。

 しかし、日本の成長力には陰りが見えています。バブル崩壊以降の実質経済成長率は年平均0.9%(1992年~2010年)にまで低下。産業全体で見た日本の相対的な競争力は落ちています。中国やインドなどが高品質の製品を作れるようにもなってきました。世界が日本に興味を持たなくなってきているなか、“ある程度”の英語で十分でしょうか?

コメント0

「“第4の開国”~ハーバード大学と東京大学の二兎を追え」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック