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「その順番では何が言いたいのか伝わりません!」

話を分かりやすくして結論を印象づけるロジックツリーの威力

  • 野村 絵理奈

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2012年1月6日(金)

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 前回は、「なぜ、日本人はロジカルシンキングが苦手なのか?」という事を、コミュニケーションの観点から解説しました。

 日本人は《あうんの呼吸》という世界一高度なコミュニケーション手段に頼る一方で、論理的で話すことを避けたり、その努力をせずに来ました。

 そこで、ロジカルが苦手な日本人でも、当てはめるだけで誰でも簡単に論理的な話し方が出来る方程式のようなものはないかと考えたのが、今回お話する、ロジカルな話し方の構成です。

 その前に現在、あなた自身はどれほどロジカルな話し方ができているか、チェックしてみましょう。

<課題>

 あなたの会社で新たなパソコンを購入することになり、A社、B社、C社から売り込みが来ています。次に挙げる条件を考慮し、最終的に購入すべきパソコンはいずれのメーカーのものか、あなたなりの結論を、理由を交えて30秒ほどで上司に報告してください。(考える時間は5分)

<条件>

(1) 価格は、A社のものはB社に比べ1万円安く、C社のものはB社に比べ2万円高い。
(2) 故障のリスクはA社製が最も高い。
(3) 性能が我が社の作業に適しているのは、A社とB社のものである。
(4) 待機電力消費率はA社、C社が高く、B社は低い。
(5) デザインや軽さの面でいえば、A社が最も良いが、実務には関係がない。
(6) 仕事上、取引があるのはB社とC社で、A社はない。

 <模範解答>は以下です。解答を見る前に、まずは自分なりの報告を組み立て、紙に書き出したうえで、どこか違うかチェックしましょう。

<模範解答>

 購入すべきはB社製であると考えます。理由は3つです。
1つめは、性能面です。我が社の実務に適した仕様であり、故障が少ないこと。
2つめは、コスト面です。価格も3社の中では平均的で、待機電力も低く抑えられること。
3つめは、我が社の取引先でもあること。
 よって、B社のものを購入すべきと考えます。

 いかがでしたか? 「B社製にすべき」との結論には達したでしょうか? また、(1)から(6)の条件のうち、いくつの要素を盛り込めていたでしょうか?

 3つ以上が「合格」、2つ以下は「あまりロジカルではない」ということになります。もちろん「B社製にすべき」との結論に達せなかった、5分でできなかった人も「要トレーニング」です。

グルーピングと省略を使って、ポイントを3つ以内に収める

 ロジカルに話すためには、その前にロジカルに考える必要があります。その方法を説明していきましょう。

 この例題のように、情報がたくさんあり、結論を導き出さないといけない場合は表を作ると、整理しやすいと思います。

 条件から取り出せる要素は「価格」「故障」「仕様」「待機電力」「デザイン・軽さ」「取引先」。そこに、A社、B社、C社の内容をそれぞれに書き入れると上記のようになります。

 この時点で「B社製品がいい」という結論が一目瞭然なのがお分かりでしょうか。

コメント21件コメント/レビュー

結論を出す理由が3つ以上なければダメだと初頭に書かれていますが、3つの中から1つを選び出すために、必要な決定的な理由(要素)は本来2つに絞るべきで、選定理由が3つ以上あったら、私はむしろロジカルではないと考えます。(2012/01/13)

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いただいたコメント

結論を出す理由が3つ以上なければダメだと初頭に書かれていますが、3つの中から1つを選び出すために、必要な決定的な理由(要素)は本来2つに絞るべきで、選定理由が3つ以上あったら、私はむしろロジカルではないと考えます。(2012/01/13)

コメントがつまらなかったので。どなたかのコメントにあったように、ロジカルな話方のポイントは「相手の立場で考えて話ているか」、即ち「客観視」だと思います。場違い承知で申せば、ミステリー小説家の東野圭吾さんと宮部みゆきさんとの違いですね。さくさく読める東野さん。まわりくどくてイライラする宮部さん。工学部出身で企業勤務経験のある東野さん。まさに「客観視」を意識した作風だと思います(内容の良し悪しは別にして)。著者もそういう目線で比較してみられたら如何でしょう?(2012/01/11)

これは、”思考の断捨離”ですね。無駄なものをそぎ落とし、スッキリと整理整頓する女性に人気のお片付け法の思考版と言っても良いかもしれません。それはそれでアリなのですが、これはとてもロジカル・シンキングと言えるものではないかとも思います。すべての女性とは言わないですが、女性の中には言いたくないことがあるからこそ良く喋ったり、誰かに聞いてもらいたいがために無駄にダラダラ、ズルズルと要点を得ない長話をされる方をよく見かけます。そういう方々のために、こういった思考のお片付け方を教えるのなら良いかとは思います。ただ、プレゼンであっても、何かの交渉ごとであっても、日々の日常生活であっても、相手があってこそコミュニケーションが成り立つので、相手との”間合い”も重要です。この”間”の概念なきコミュニケーションは、文字通り”間抜け”になってしまいます。最終回は、どうかマヌケなコラムにならないよう期待してます。(2012/01/10)

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