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ダメなリーダーをばっさり斬る言葉

サルコジは“mercurial”、ベルルスコーニは“incurable optimist”

  • 土方 奈美

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2012年1月25日(水)

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 昨年勃発したユーロ危機が世界を揺すぶっている。危機が表面化して以降、英エコノミスト誌は痛烈かつ多彩な表現を使ってユーロ圏のリーダーたちを批判してきた。そこで今回は、同誌で使われた表現をピックアップしてご紹介する。

 お国柄か、日本の主要メディアは自国の宰相の人となりを悪し様(あしざま)に書くことはあっても、他国の首脳についての表現は控えめである。それだけに、他国のリーダーであってもばっさりと容赦なく斬るエコノミスト誌の書きっぷりは新鮮に映る。

 まずドイツのメルケル首相とフランスのサルコジ大統領、通称“Merkozy duo(メルコジ・コンビ)”についてだ。エコノミスト誌は、コンビの一翼を担うサルコジ大統領に対して“mercurial”という表現を好んで使っている。

Although unpopular, the mercurial Mr Sarkozy faces none of Mrs Merkel’s problems of  public opposition to bail-outs.
(エコノミスト誌2011年10月1日号、原文通り)

マイナスの意味が強い“mercurial”

 オンライン辞書のWeblioは、「(ギリシア神話などにより西欧では)水星(Mercury)の影響を受けると変わりやすい性格になると信じられていた」ことから、mercurialは「変わりやすい」「気まぐれな」「移り気な」という意味だと説明している。

 同誌があまりに“mercurial”を多用しすぎるので、投書欄でロンドン在住の男性読者が苦言を呈したこともあるほどだ(2011年11月19日号)。この読者は苦言を呈するだけにとどまらず、「確かにサルコジ大統領を表現する形容詞としては適切だが、今年3月以降だけでも10回以上使うのはいかがなものか」と指摘して、実に15個もの代案を示した。lubricious(好色な)など意味の違うものもあったが、capricious, changeable, erratic, fickle, impulsive, inconstant, unpredictable, unstable, variable, volatileなど、mercurialに似た「気まぐれ」「意見が変わりやすい」を表す形容詞を10個も挙げていたのには恐れ入った。

 こうした単語を英語ネイティブの同級生に確認すると、capricious, changeable, fickle, inconstantは「簡単に約束を破るので当てにならない人物」、erratic, unstable, volatileは「常軌を逸した激しやすい人物」といった具合に、ニュアンスは少しずつ違うようである。いずれにせよあまり良い意味ではない。

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