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中国経済はどの程度「悪い」のか

減速、停滞、それとももう沈んでいる?

  • 土方 奈美

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2012年3月14日(水)

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 昨秋以降、中国経済の変調に世界の注目が集まっている。焦点は“slowdown”で済むのか、それとも“crash”になってしまう(もしくは既になっている)のかだ。slowdown は成長の減速、すなわちペースは衰えるもののまだ成長は続いている状態。それが下降に転じるのが“downturn”で、downturnした景気が奈落の底を目指して飛行機が急降下して墜落するかのように一気に落ちていくのがcrashだ。crash とほぼ同義で“hard-landing”(経済の急激な失速)を使っているメディアもある。

 米国のメディアを見ていると、経済全体や個別セクターの景気減速・停滞を表現する言葉は実に多彩だ。ざっと見ただけでも“anemic” “sluggish” “stagnant” “struggling” “tanking” “weak”などがあり、ニュアンスの違いを正確につかむのはなかなか難しい。そこで筆者が在籍するモントレー国際大学院(MIIS)翻訳・通訳専攻の、英語ネイティブの教員や学生に尋ねてみた。

最も厳しいのがtanking

 人によって評価の違いはあったが、最も厳しい状況を指すのが“tanking”である、という点では全員一致した。日英翻訳を教えるターニャ・パウンド准教授は「tankingというと本当に深く沈んでいる印象。collapsingと同じ」と説明する。「底が抜けたような感じ」と表現した人もいた。その次は“struggling”で「困難に直面し、必死に戦っている感じ」(仏英通訳・翻訳のジュリー・ジョンソン准教授)という。

 続いて“stagnant”(停滞している)、そして最も軽度な印象を与えるのが“sluggish”や“weak”(鈍化した/勢いが弱まった)だという。「sluggishというとパイプが詰まって水が少し流れにくくなったような状態、stagnantはよどんでいる状態」とパウンド准教授は説明する。つまりsluggishなら経済にまだ動きがあるが、stagnantはもう停止してしまったような状態だ。

 もともと「貧血」を意味するanemicについては意見が分かれ、tankingの次に深刻という人もいれば、sluggishやweakと同レベルと受け取る人もいた。

 こうしたことを踏まえてビジネスウィーク誌の以下の文章を見てみよう。
“A slew of recently released statistics point to a sluggish China. Manufacturing is struggling, the property market is tanking, and exports are weak.”

 中国全体としては「景気は鈍化しており、内訳をみると製造業は苦戦、不動産市場は奈落の底、輸出は少し勢いがなくなった」という状況が見えてくる。

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