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第4回 聞いたまま考えないで書き込もう

いいことずくめの手法

2012年3月27日(火)

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 これまで、「アウトライン」、「散歩しながらの対話」、「インパクトのある発言力」について書いてきた。言い換えると、「書くこと」、「歩くこと」、「話すこと」、について述べてきた。実は、この3つの力がグローバル人材になるうえでカギを握る、と私は見ている。

 なぜか? それは、第1回で述べたように、グローバル時代を生き抜くには「総力戦」が必要で、「使えていない諸力を動員」できるかがポイントになるからだ。そしてこの3つの力(書く力、歩く力、話す力)は基本的な力であり、そういう基本部分で使えていない部分を使いこなせるようになれば、総力を根本的なレベルまで上げることが可能となるからだ。

 今、3つの力が基本的な力であると述べたが、それには2つの意味がある。

 1つは人間としての基本的な力という意味だ。人間は、まず「歩行」し、言葉を編み出して「話す」ようになり、そして最後に文字を創って「書く」という営みを身につけた。個人も、この成長パターンを繰り返す。赤ん坊がいつしか2本足で歩くようになり、話し始め、そして書くことを身につける。

 もう1つの意味は、リーダーとしての基本的な力だ。リーダーにとっては(1)将来どうなるべきかを描く「構想力」(2)構想を実現するために人を集めて組織を作る「構成力」(3)集めた人々を構想の実現に向けて動かす「行(口)動力」-―の3つが必要だ。「書く力」は構想を描く力のベースであり、「歩く」ことは動きまわって人々を集める「構成力」の象徴であり、「話す」ことは人々をその気にさせて動かす「行(口)動力」に通じる。

 さて、少々大上段に振りかぶって「3つの力」と呼んだのだが、日本人の大人でこの3つの力を使えない人はほとんどいないだろう。それどころか、ほとんどの方は毎日3つの力を使っているはずだ。それはあまりに当然のことで今さら、どう歩こう、どう話そう、どう書こうと改めて考える方は多くないだろう。自転車に乗れるまでは練習するが、乗れるようになったら練習しないように、3つの力も一応使えるようになったら改めて練習などしない。やるとしても、大事なプレゼンの予行演習くらいだろう。

 このように、極めて基本的でありながら、当たり前になったがゆえに当然視されている3つの力に光を当てて、改めて練習の機会を設け、手入れをしようというのが私の意図だ。つまり、人間の基本的な力、とりわけリーダーの基本的な力に通じる3つの力を、根っこのところから磨き続けようというわけだ。

意外な威力を発揮する方法

 前置きはこれくらいにして、今回は、初回と同様に「書く」力に焦点を当てる。非常に簡単で誰でもできる方法である。ただ、通常の大人はあまりやっていない。それを使い込むと意外な威力を発揮する方法を紹介しよう。
 
 それは「聞いたままその通り書き込もう」という方法だ。

「グローバル時代を生き抜くための術を伝授する」のバックナンバー

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「第4回 聞いたまま考えないで書き込もう」の著者

キャメル山本

キャメル山本(きゃめる・やまもと)

デロイト ディレクター

外交官を経て、経営コンサルタントとして組織・人材のグローバル化を支援。BBT大学でリーダーシップを講義。2013年からグローバル人材育成の為のプログラムを開発・提供。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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